
ラッキーなことに、この日は年に一度のお祭りの日。バレンシアでは、毎年5月の第二日曜日(母の日)は、キリストの母、マリア様を祝う『ビルヘン・デ・ロス・デサンパラード』が行われる。
急いで宿へチェックイン、荷物を置いて私たちも街道へ。
夜7時から、プロセシオン(聖行列)がスタート。まずやってきたのは、騎馬隊。馬もおしゃれに編み込み!

その後から、衣装を着た老若男女がずらーりと歩いてくる。
このプロセシオンは、2時間くらいずーっと続く!にも関わらず、街道の人々はじーっと座って、時を過ごす。(私たちは、途中で飽きてしまって、街中を歩き回りました笑。)
その理由が分かったのが、夜9時頃。まわりがざわつき始めたそのとき、銃を持った軍隊に守られ、行列の最後にマリア像が姿を現した!この瞬間の為にずーっと待ち続けていた人々からは、歓声とともに大きな拍手、そして、大量の赤いバラの花びらがまかれる。
とそのとき、私の隣にいた2人のおばあさんが、良く見えるようにと、私の体を自分たちよりも前へ押し出してくれた。遠慮しても笑顔で、いいから、と。信者でもなければ、ただの通りすがりの旅行者なのに。きっと、おばあさんたちは、1年に一度のこの瞬間を待っていただろうに。
おばあさん達もよく見えるように姿勢を低くすると、気にしないで普通に立ちなさいって。なんという温かさ。
おかげで、目の前を通るマリア像をしっかり見ることができた。目の前に現れたその姿は、とにかく美しかった。さらに、マリア像を守る軍隊の厳しい顔、規律ある動き。そして、まわりから湧き上がる歓喜の声、拍手。感動的な瞬間だった。
おばあさん達に、お礼の言葉をかけると、2人は私の頬を手で包み、笑顔で言葉をかけてくれた。スペイン語だったからなんて言ったのか分からなかったけど、大きな、大きな優しさで包まれたような、今まで経験したことのない、温かく、幸せな瞬間だった。
この日、偶然にも見ることができたお祭り。予想をはるかに上回る感動と温かさを感じ、到着後、数時間ですでに満足!バレンシアに来て良かった!!
マリア様が通り過ぎたあと、花びらで遊ぶ子供たち。かわいい♡

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