「小学生の頃は国語が得意で。」

「小学校の運動会はヒーローでした。」

「小学校の運動会は皆が俺に注目していて。」

「小学校の作文コンクールで入賞したんですよ、国語が得意だから。」

 

 

ん~、それを聞かされて私、どう返すのが正解なのでしょうか?

どんなリアクションを求めてられてます?

 

わーっ!凄いですねっ!

流石ですっ!

 

。。。でいいのかしら?

 

貴方が子どもの友達で、

それも子どもが小学生の頃だったという前提で、

「おばちゃん、ぼく、作文コンクールで入賞した!」

と言ってきたなら、

 

わ、凄いねっ!

 

って、返しますよ。

 

でも、貴方、小学生じゃないでしょう?

自慢話が小学生時代の話って、イイトシした大人が恥ずかしくないのかと。

 

 

もはやなんと返答すべきか考えるのを放棄したわたし。

低ーいテンションで

「はぁ」「そうですか」としか返していないのに、

トマラナイ謎の自慢話。

 

「小学校の近くに歩道橋があって、

その上から下を通る車にツバ垂らして遊んでました。」

 

なんで?なんでなん?なんでそんな話を嬉々として話すの?これ、お見合い。それお見合いに相応しい会話だと思ってる?いや、それ、お見合いの時だけじゃなく、他の誰にでも話さない方がいいよ。お里が知れる、育ちが悪いんだなって思われるだけで、いいことなんて何一つないから。

 

駄々洩れになりそうにな心の声、紅茶と共に体内へと流し込む。

 

 

「俺、こう見えても犬とか赤ちゃん、子どもに好かれるんですよ!

こないだも~××××××」←延々と続く犬に好かれたエピソード、子どもに好かれたエピソード

 

もはや接待する気力ゼロ。

にも関わらず、ほぼ無反応のわたしに延々としゃべり続けるその心の強さ!

ある意味尊敬します。

 

「こないだ部下たちを連れて温泉宿に泊って、飲んで食べて。

まぁ、慰労会ですかね。

8人くらいだったかな。

まぁまぁな金額になってしまって・・・19万だったかな。

それをキャッシュで支払ったんですけど、流石常務!とか言われちゃいましてね!

いやー、流石常務ですね!って。」←嬉しそうに流石を自分で繰り返してる

 

そんな露骨なヨイショする人がいるんだ!

そんな露骨なヨイショに喜ぶんだ!

そんな話を嬉々として聞かせるんだ、初対面のお見合い相手に!

わざわざ金額まで言う所がみみっちいと思わずにはいられない。

 

 

●自慢にならない自慢をする男

50代前半

会社役員

 

平日ランチお見合いで出会った方でした。

言うまでもなく、さようなら。

 

本当に凄い人は、自慢なんかしないと思います。