実験のことを少し書きます。
日本で学位をとったとき、実験の手技はPCR関連のものが中心だったため、ウエスタンブロットはほとんど経験がありません。こちらのラボの流儀も分からないので、教えてもらいながらやることになりました![]()
今後の実験に備えて、コントロールとして、分子標的薬投与の効果と、フィードバック経路の賦活化を確かめる実験です。
用いている細胞の片方は、フィードバック経路の重要な分子が欠損しているので、正反対の結果が予想されます。
さて、今回、実験を教えてくれたのはJC![]()
彼はベルギー人で、母国語はフランス語です。
なぜ、フランス語かというと、欧米ではベルギー人に歴史をきいてはならないと言われるほど、ベルギーはいろんな国と合併、独立、などを経験しており、ベルギー国内でも地方によって、フラマン語(オランダ語)、フランス語、ドイツ語、英語が用いられており、前の三言語が公用語。
ベルギー語という独立した言葉はないとのことです。
さて、そんなベルギーから来たJCですが、彼はいつも冗談ばっかりいっています![]()
口癖は、「Are you excited?」。
そして僕の返事はいつも「Yes, of course!」
おかげさまで、特に苦もなく一通りの手技を覚えることができました。二日かかりましたけどね。