いらっしゃいませ。
今日もお疲れさまです。
さて、、、記念すべき1杯目のおつまみは
「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」
若林正恭 , 文春文庫 です。
最近は本屋さんでもよく平積みされていますね。
みなさん、もう読みましたか???
店主はお笑いを全く見ないので、若林さんというと…
オードリーの、ピンクじゃないカワウソみたいなかわいらしい人というイメージ。
でもことあるごとに、「社会人大学 人見知り学部 卒業見込」が超面白いと聞いていたので、いまさらながら、買って読んでみたんですね。
そしたらさ、、、
わかるううううううううううううう!
趣味が無いから人に聞かれたときに答えられないとか、スタバで注文するの恥ずかしいとか、飲み会が苦手とか、人にイジられるとムッとしちゃうとか、、、。
店主は今でこそ、外でイケてるOLを演じてますけれども、(演じられていると信じたい。)
※丸の内にゃんにゃんOLとは???( ˘ω˘ ) スヤァ…
根っこの部分はめちゃくちゃ若林さんに共感するワケ。
私もさ、、、
趣味を聞かれたときのために英会話やペン字を始めてみたり、
スタバのケーキを注文するとき、名前を忘れないよう反芻しながらレジに向かったり、
コロナが流行って唯一プラスだったことは、意味のない飲み会がなくなったことだと思っているし、プライド高いからイジられると、イライラしながらも「ハハ…」って力なく笑ったりね。
何この本、すっごい面白いじゃん!と思った店主は「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」も購入したわけです。
あらすじとしては、若林さんがキューバを旅して感じたことをつづった旅行記。
(後半には違う国のエピソードも入ってる。)
競争社会に違和感を持ったから、社会主義のキューバに行ってリフレッシュする、、、
原色の街並み、陽気な人々、革命の歴史、海、、、(思わず出てきた場所を検索して、画像を見ながら読んでました。)
読んでてめっちゃ解放感あった、、、。(海外旅行行きてえな( ˘ω˘ ) スヤァ…)
でも、それだけじゃない。
「社会人大学 人見知り学部 卒業見込」のエッセンスというか、自分と向き合って考えたこと、感じたことが丁寧に、シンプルに描かれてる。お父さんのエピソードは、うるっときました。そしてもちろん、クスッと笑えるし。
(個人的にはマルチネスのところがお気に入り。P.68みたいにページ開いてすぐのところでオチがあるリズム感だいすき。)
キューバのエピソードの最後の部分、文学的だったなあ。
唱えることで、日常に戻ってきた自分を鼓舞してるのかな、、、なんて店主は捉えましたがみなさんはどうですか?
さて、そろそろ店じまい。
2杯目のおつまみは、、、
「明け方の若者たち」
カツセマサヒコ , 幻冬舎
またのご来店、お待ちしています。




