先日、風邪の時、シナモンを加湿器に使用した話をしましたが

 

シナモンと言っても様々な種類があります

 

お香の原材料としては

広南桂皮と越南桂皮という区別があります

中国のものとベトナムのものです

 

スパイス、食用としては、

スリランカを発祥とするセイロンシナモンCinnamomum verum(セイロン肉桂)と、インドの東北部やミャンマーを原産とし、中国や、東南アジアに自生するカッシアシナモンCinnamomum aromaticum(シナ肉桂)があります。

セイロンシナモンは真正シナモンtrue” cinnamonとも呼ばれるそうです。

肉桂は、どちらもクスノキ科の植物で、シナモンはこれらの樹皮を乾燥させてつくられます

 

ちなみに日本に肉桂が伝えられたのは奈良時代と古く、栽培されるようになったのは江戸時代頃と言われています。

 

また、日本で古くからお菓子などで用いられてきたニッキは、同じクスノキ科の植物、ニッケイCinnamomum Sieboldi(日本産肉桂)の根の部分を使用していました。現在ではシナモンやカッシアの根の部分を使用したものもニッキと呼ばれているようです。

 

シナモン、カッシア、ニッキ

それぞれ似ているところもありますが、

異なる植物、異なる部位から得られています。

含有される成分も異なりますから、香りも風味も異なるのも当然ですね。

シナモン こちらはスリランカ産 真正シナモンだそうです


そして家のシナモン精油の学名もCinnamomum verumです