揮発性有機溶剤抽出法について、正しい記述を一つ選びなさい。

テキスト「精油の抽出法」からの出題です。

揮発性有機溶剤抽出法は、手間のかかる油脂吸着法に替わる方法として利用され始めました。

熱に弱く繊細な花の香りの抽出には、もっぱらこの方法が使われています。

代表的なのはジャスミン。

ジャスミンの香りは水蒸気蒸留での抽出は難しく、揮発性有機溶剤抽出法で抽出されたものがほとんどです。

ローズは水蒸気蒸留法と揮発性有機溶剤抽出法のどちらも使われますが、イランイランは、普通、水蒸気蒸留で抽出されます。

樹脂から精油を抽出する場合も、水蒸気蒸留法と揮発性有機溶剤抽出法のどちらも使われますが、揮発性有機溶剤抽出法で抽出した精油をレジノイドといいます。

テキストでは樹脂を原料とするのはフランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ。

フランキンセンス、ミルラが水蒸気蒸留、ベンゾインが揮発性有機溶剤抽出となっています。

が、フランキンセンス、ミルラも揮発性有機溶剤抽出法が普通に使われていて（※５，p564）、ジャスミンのようにどちらかでないとダメ、というわけではないようです。

ということで正解は４。

ではまた明日。

■参考資料

※２ビジュアルガイド精油の化学,長島司

※７アロマ療法大全 ,ヴェルナー

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揮発性有機溶剤抽出法について、正しい記述を選びなさい