すね (tibia)の話から、日本語には「親のすねをかじる」という表現があるんだよという話になって、フランスにも似たような人たちがいると教えてもらった映画がこちら。

Tanguy

2001年にフランスで上映された映画で面白いから是非見てみてと言われました。タイトルの名前は主人公の名前。インテリで勉強ばかりしていて、いつまでたっても親もとを離れない男性のお話。日本語も話せるんだよと言っていました。 この映画のタイトルはその男性の名前ですが、この映画が元になって大人になっても家を出ないで親もとで暮らしている人のことをTanguyと呼ぶようになってきてるということでした。

フランスでは通常は22、23歳ぐらいになったら、親元を離れて自立していくのが普通なのですが、経済的なこともあって、次第に親と一緒に暮らす人たちが増えてきてるそうです。 

日本は、遠くの大学への進学や就職でもない限り、一人暮らしはせず、結婚するまで一緒に住んでるケースが多いと言ったら、ものすごく驚かれました。 通常は大学生になったら、親元を離れるようです。 

しかし、他の国でも大学生やあるいは大学を卒業しても親と暮らしている人たちはいるような気がします。 

映画の動画を探していたら、Tanguy Génération というドキュメンタリ番組や関連した記事を見つけました。番組では20代から30代の人たちが出てきて、生活の様子をインタビューしています。

記事はこちら  去年のle.Figaro.frからの記事です。

英語にもそういう表現がある事を知りました。同じくこの映画から来ていて、Tanguy Syndrome(タンギ症候群)という表現をされています。使用されているのはカナダでした。フランス語圏の州、ケベックがありますから、その影響かな。

記事から気になった単語の一部

demeure
= masion  という単語が出てきたので、動詞も一緒に覚えます。

会話では上の単語はまず使わない、ニュースとか文章で出てくるそうです。
demeurer = rester

アクセントがつくとスラングになって、あまりいい意味にならない。
demeuré = (familier) mentally disabled 

この接続詞、初めて見た ↓
 
Or
.... but, yet, well    goldの意味もあり。

映画の予告編と、主人公が日本人女性と出会う抜粋シーンを観たんですが、日本人女性が軽すぎて、なんだかな~と思いました。