水素の驚異的な抗酸化力
私たちは、常に呼吸をし酸素を取り入れています。この時、体内に取り入れられた酸素のうち１～２％は、活性酸素に変化します。
本来は、活性酸素は、私たちの身体を病原菌やウイルスなどから守るための防護システムとして働きます。
でも活性酸素がさまざまな要因（ストレス 寝不足 たばこ 飲みすぎなど）で過剰に発生すると、悪玉活性酸素という物質に変化し、体内で細胞を傷つけ、酸化させてしまいます。
この酸化により、病気（動脈硬化・心筋梗塞・がん）を引き起こしたり、たるみやしみなどの肌トラブル、老化を加速させていきます。
ただ、私たちの身体は、本当に巧妙に作られていて、過剰に発生した活性酸素を排除する抗酸化システムが備わっています。体内では、抗酸化酵素が作られ、活性酸素と結びつくことで害のない物質へと変化させ処理しています。
抗酸化酵素の構成成分は、ミネラルが知られています。マンガン、銅、亜鉛、鉄、セレンなどのミネラルを食べ物から摂取することも抗酸化作用を促します。
抗酸化酵素に必要なミネラルを多く含む食材
きゅうり、いんげん、セロリ、玉ねぎ、ホウレンソウ、小松菜
ごぼう、レンコン、納豆、レバー 牡蠣、エビ、湯葉、みそ、すりごまなど
抗酸化物質としては、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが有名ですが、これらの抗酸化物質は、性質上、善玉活性酸素と悪玉活性酸素の区別をすることができないため、すべての活性酸素を除去してしまいます。
そこで今水素の抗酸化力が注目されています。
水素は、英語でHydrogen（ハイドロゲン）
もっとも軽い原子です。元素記号はH
他の元素とくっつきやすい性質があり、酸素とくっつくと水になりますが、宇宙にも、体内にも数が一番多い元素なのだそうです。その上、水素は悪玉活性酸素のみに働きかけ、無害な水に変化させ、尿として体外に排泄させます。
そのほかにも、水素には生命エネルギー（ATP）を作り出すミトコンドリアを活発に機能させ、老化とともに減少するといわれるミトコンドリアを活性させてくれるというエビデンスもあるそうです。
昔から、有名な病気に良いとされる湧水も、最近の研究で水素が高濃度に含まれていることが確認されているそうです。