<空間における配色構成>
配色の美しさを決定するのは統一と変化のバランスである。
バランスのよい配色は部屋を構成している色の面積配分が、
重要となる。
◇ベースカラー 基調色
床、壁、天井など配色の中心で、視空間の半分以上に配分。
全体のイメージを左右する背景色。
住宅のインテリアではオフニュートラルや低彩度色など
個性が強くない色が活用される。
◇アソートカラー 配合色
ソファー、カーテン、ドアなどベースカラー以外の空間。
ベースカラーの次に大きいので、調和させるのか、
対比させるのかによって印象が変わる。
一般的には落ち着いた色が多い。
◇アクセントカラー 強調色
絵画、クッションなど全体の1割以下に抑える。
変化をつけ個性をだす色。小物など容易に取り替えることが
できる小面積の部分に使う。部屋全体を引き締めたり、
活気づけたり、季節感を演出したりと個性的な印象を
付加することができる。
<空間における色配分の考え方>
ベースカラーは視空間における背景となるべき色として、
視空間の半分以上に配分する。
残された空間には、部屋のイメージの方向性を示唆する色と
して、背景色と同系色、類似色あるいは反対色を配合色として
用いる。
強調色となるべき補色、純色、無彩色は全体の1割以下に抑える、
という流れで色配分を考えていく。
<インテリアエレメントと色彩>
◇床
安定感、安心感のあるもの。低~中明度が適切。
はじめに床の色を決め、それに合わせて他の
エレメントを決定すると良い。
壁・幅木・建具には床と同系色、類似系色を
使用するのが一般的。
◇壁
垂直面として視野に入りやすいので、圧迫感の
ないように明度と彩度に注意する。
素材によっても表情が異なる。
◇天井
直接光が当たらないため、壁より明度を高くし、
明るく開放的にする。寝室などでは明度の低い色で
落ち着かせたり、色みを加えて変化をつける場合もある。
◇建具
床や壁との調和が必要、どちらかと共通要素を
もたせて部屋全体の統一を図る。
建具だけが目立たないようにする。
◇カーテン
床・壁に合わせるか、家具と合わせるかを考慮する。
床と同系色や類似系色にすると壁面が落ち着く。
ボリュームが少ない場合は、
アクセントカラーにすることも可能。
◇家具
壁の色と類似させると部屋が広く見える。
床と同じ色調にしてつながりをもたせると安定する。
ソファーやベッドは強調するか、
調和させるかはバランスを考えて決める。
◇小物、アクセサリー
住まい手の個性やデザインを表現し、
暮らしに豊かさを与えるものとなる。
観葉植物の自然の色彩は、空間に潤いを与える。