◇心的外傷後ストレス障害(PTSD) | 猫と畑と時々美容〜60代日々に思うこと〜

猫と畑と時々美容〜60代日々に思うこと〜

ひょんなことから細々とさくらネコの活動を始めました。
今は保護犬1匹と保護猫8匹に囲まれ、バタバタとそれでも幸せな日々を過ごしています。
仕事のために始めたブログでしたが、どうも向いていないため好きなものブログで再出発することにしました。

東日本大震災後、身体の不調を感じる方が少なくないと数日前にニュースで報道されておりました。

また余震の多かった地域では、船酔いのような状態が続く『地震酔い』の症状を訴える方も多かったとか。

一瞬のうちに何もかも奪ってしまう大津波の恐ろしさは、人間のような小さな存在にとって脅威以外何者でもありません。

そして繰り返し映し出される悲惨な被災地の状況を見て、何も感じるなというのは無理です。

惨すぎる、酷すぎる、悲しみと絶望感と恐怖心が一度に押し寄せる。


物事に敏感で心の優しい人ほど、それらの光景で心理的ダメージを受けてしまう影響が大きいと言われています。

被災者の方々はモチロンのこと、被災地以外の地域でもこの大災害をキッカケに心的外傷後ストレス障害に陥ってしまう方もおられるのではないでしょうか。

被災者の方々、そして悲しい現実を目の当たりにした救援隊の方々、今もなお被災地の病院などで医療活動を行っている方々、怖い思い悲しい思いをした子供さん達や、被災地以外の方にも心のケアが大きな問題となってきています。




先日、姉がフェイシャルを受けに来てくれました。

友人や知人にはしっかり者のイメージがある姉ですが、なかなか優しいところのあるイイヤツなんです。

その姉があの震災の直後から映し出されたテレビの映像を何度も見ているうちに、

もの凄く気分が落ち込んで行って、そのうち頭痛と脱力感と抑えられない恐怖心が襲ってきたと言います。

「これを繰り返しているとパニックを起こしてしまう・・・」と感じたそうです。

それからは「気にはなるねんけど、なるべく震災の映像は見ないようにしてるねん。」って言ってました。

正解だと思います。

それは目の前に起きたことから目を反らしてしまうということではなくて、

自分が平常で居られなくなることを防ぐために必要なことなんですから。


誰もが被災地のために何かをしたいと思っている。

それは今の自分に出来る範囲でいいんだと思います。

一人一人が自分の生活をしていかなければならないのだし、

まずは健康でいて、通常の消費行動によって経済を支えて行かなければ・・・

でないとこの国は復興どころではなくなってしまいますから。


姉にはクラリセージをブレンドして、

上半身のセラピューティックマッサージと

フェイシャルは顔筋リリースセラピーを行いました。


どちらも筋肉の緊張をほぐし、

深いリラクゼーション、セラピー効果を与えるとても素晴らしいものです。

帰りはスッキリとしたお顔になって帰って行ってくれました。


アロマテラピーを用いて、被災者の方々に少しでも穏やかな時間を持っていただくことが出来ないかな?

ホント、心からそう思っているんです。