日々、冬に向けて寒くなっていますね。
家にいる間は、猫二匹にくるまれて、
暖をとっています(笑)
猫を飼っている特権ですね、とっても幸せです^^
さて、前回に続き、【乳腺炎】について
ご紹介します。
今回は、乳腺炎でも いくつか段階があります。
〇乳腺炎の種類と症状
〇乳管閉塞
おっぱいの先にある乳頭がつまっている状態です。
正確には乳腺炎の段階ではありませんが、
胸がはってしんどい状態でもあります。
この場合は、まだ自覚症状がほとんどありません。
乳頭に白斑や脂肪がつまっている場合がほとんどです。
〇うっ滞乳腺炎
もともと乳管の狭い初産の方や
断乳・卒乳などで母乳が供給過剰になったときに起こりやすい。
この場合は、乳房全体が赤くなる、
しこりができ、
触ると痛む、
乳頭に白く詰まった母乳が見える、
微熱が出るなどの症状が出ます。
ひどくなると、高熱が出る場合もあります。
〇非感染性乳腺炎
症状としては
乳房の一部が腫れて痛い
皮膚の一部が赤い
発熱する
(体温が38.5度前後になることもあります)状態です。
〇感染性乳腺炎
主に産後2~3週間目に発症します。
生後一か月の赤ちゃんの口には乳歯が
形成され始めます。
もともと乳首(乳頭)の皮膚は、デリケートです。
授乳の時に、もちろん意図しなくても、
授乳中に乳歯が当たったり、
乳首を噛んでしまったりして、乳首が傷つくことがあります。
その傷口から赤ちゃんの口の中などに存在する黄色ブドウ球菌などの
細菌が乳房の中に入り込んで、炎症を起こすことがあります。
炎症を起こした皮膚組織は
膿んでやがておできを形成し、
外から触るとしこりのように感じられます。
症状としては、
乳房の全体が腫れて、
皮膚が赤くなり、
とても痛い状態です。
39度以上の発熱
悪寒(寒け)
身体の震えを感じたら、
細菌感染が乳腺周囲に及んで、
乳房膿瘍(乳腺の周囲組織に膿が溜まる)
になっている可能性があります。
≪最後に≫
順番としては、
乳管閉塞→非感染性乳腺炎→感染性乳腺炎へと進行し、
ひどくなると膿瘍を形成となっています。
ひどくなる前に、適切な処理をしていきたいものですね。