こんばんは

有賀千恵です。


今回は、妊娠した初期の身体の変化と
ご自身の中にいる赤ちゃんの体の状態に関して、
お話しますね^^



◆1か月(0~3週)

〇母体の状態

まず、お母さんになった体は、
よくテレビでも最後の月経日をきかれたりしますが、
正確には最初にはじっまった日が妊娠0週目になります。

子宮の大きさはまだまだ小さく、鶏の卵くらいです。

状態としては、体がだるかったり、熱っぽかったりします。

まれに早い人は、3週目の終わりくらいから、

つわりがあるかたもいます。

そして、眠くてたまりません。

これは、赤ちゃんを育てるために、
たっくさんのエネルギーが必要だからです^^



疲労感を覚えるのは、体を休めて、これから赤ちゃんを
育てるのにエネルギーがいるから、補給してね!^^

というサインです!

働いているママさんはそのサインにも気づかずに忙しいかもしれませんが、
もし、気づいたら、たまにはゆっくりと
素直にご自身の体との対話をしてみてください。




〇赤ちゃんはどうしているかというと、、、?

受精直後に赤ちゃんの性別が決まります。

そのあと、子宮に着床!

ここからが目覚ましい発展をとげます。

細胞分裂を繰り返し繰り返し、子宮の内膜とよばれる場所に潜り込み、
胎盤をつくりはじめます。




◆2か月目(4~7週) 


〇母体の状態は、、、


子宮は鶏の卵より一回り大きくなります。
よくある、月のものが遅れたり、乳房がはったりとか、
熱っぽくなるなどの状態で妊娠に気づくことが多いです

※気を付けてほしいことは、この時期は流産しやすい時期なので、
 なるべく車の運転、激しい運動などは避けましょう。
 非常にデリケートの時期です。


〇赤ちゃんはどうしているかというと、、、?

大体、大きさは2,5㎝、約4g

まだまだ小さいですね^^

ですが、この時期にはすでに、脳・脊髄・肝臓・胃腸などの
主要な機関の原型が作られています!!
また、手足の突起もできてきます^^




◆3か月目(8~11週)

〇母体の状態は、、、

おなかのふくらみはまだまだわかりません。

残念ながら、まだ「おなかにわたしの赤ちゃんがいるんだ!」
という実感はわかないかもしれません。

ですが、着実に子宮は大きくなっています。

鶏の卵くらいだったのがこんどは握りこぶしの大きさに!!

ただ、うれしい反面、困ったことも。

子宮が大きくなるので、その周りの臓器(膀胱や直腸)を圧迫するので

頻尿、便秘になやまされがちに、、、。

また、つわりも本格的になってきます。

10週間前後がピークなようです。

このとき、小児科勤務時代に、妊娠が発覚して、
耐え切れず休んだりされて、結構グロッキーなっている
職員の妊婦さんをよく見かけたものでした。

※この時期もまだ安定期とはいえないので、ご無理はなさらずに。



〇赤ちゃんはどうしているかというと、、、?


大きさは、約9㎝、約20g

一気に何倍にも大きくなりましたね!

よくみるエコーでの写真では、この状態を連想させるのが
多いでしょう。

器官がすべて作られ、出産までに成長・発達をしつづけます。
胴体と手足も発達していきます。

大体、妊婦健診でのエコーと一緒に心音が聞こえるのは10週くらいからです。





◆妊娠4か月(12~15週)


〇母体の状態は、、、

このころには、胎盤もほとんど完成していて、流産しにくくなります。
子宮はりんご大くらいです。

下腹部もなんとなく膨らんできて、目立つようになってきます。

大体の方は、この時期あたりにつわりから解放されます。

ですが、人によりまちまちです。

また、ホルモンの影響で、栄養が皮下脂肪に蓄えやすいので、
体がふっくらしてきます。

また基礎体温も低下して、体調も順調になります。



〇赤ちゃんはどうしているかというと、、、?


大きさは大体16㎝、約120gです。

また一か月で倍になりますね!

13週くらいには内臓もほぼ完成しています。

骨も筋肉も発達し始めます。

また、面白いことに、羊水の中で、手足を動かし始め、

おしっこもしたりするのですよ^^

脳の機能も驚くほど目覚ましい発達を遂げて、

喜び、不快、怒りを感じる心のもともできはじめます。





さて、今回はざっと妊娠初期のママとおなかの赤ちゃんの変化について話しましたが、
赤ちゃんの勢いはママの知らない間に、発達していますね^^