おはようございます、
有賀千恵です。



昨日は寒かったですね。

こういった時期は、女性は冷えを更に招くので、
お腹を冷やさないようにしたいですね。

さて、更新があきましたが恒例の婦人科疾患シリーズ 月経前症候群の
話の続きです。

今回は、治療法とセルフケアについてよりアプローチいたします。 

<<治療法>>

前回、軽く触れましたが、症状別に対処療法になります。

薬での対処法

〇低用量ピル


低用量ピルで排卵を抑えるとホルモンの波が一定になるため、
PMSの症状が治まることがあります。

完全に症状がなくならなくても、大きな症状をごく小さなものに
留めることができます。



○漢方薬



痛みを和らげたり、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。

『桂枝茯苓丸』……生理痛、生理不順、更年期障害等に
             特に効果があり。
           

『温経湯』……血行を良くして温めてくれる効果の高い。
         「血」に関する血流異常を改善する効果あり。

『加味逍遥散』……次に虚弱体質や消化器系の改善に使用される。
             ヒステリーや不眠症等、月経前症候群でも
             精神的な症状が大きい人に適している。


『半夏厚朴湯』……最後は気分をリラックスさせてくれる。
             抗うつ気分や情緒不安定等に効果あり。
             神経・心・身体の状態を良くしてくれ、
             月経前症候群の精神的不安定な症状に
             効果あり。



以上の漢方を組み合わせることで、PMSの症状に応じて
服用するとより効果的でしょう。
ですが、あくまでもあげたのは一例であり、服用する際には
是非専門家と相談してみてください。


わたしはどちらかというと、体質改善という意味で、
漢方や鍼灸もオススメしたいです。




<<自分で出来る症状軽減>>

●食事療法

症状への対策だけでなく、食生活を見直すことで、
より健康的になれるというメリットもあります。

症状がまだ現れていないという人でも、食事療法によって、
症状が現れるようになっても軽いもので済む可能性があります。

特に若い人の栄養のバランスが乱れていることが多いです。
逆に、栄養のバランスがよければ、症状は軽いものになる
ということです。

偏食気味の人の場合、足りない栄養分が重い症状の
要因になる可能性もあります。

※ただし、PMSの症状として、食欲が増すという場合もあります。

栄養バランスに気を付けているとはいえ、
食べ過ぎには注意してください。
食物繊維を意識して摂取することで、満腹感を補う方法もあります。

栄養として特に効果があるものとして、
ビタミン、ミネラルが豊富なものが挙げられます。

具体的な食材としては、海藻や緑黄色野菜がオススメです。

逆に、お勧めできないものがあります。

カフェインの入った食品、塩分が多い食材、加工されたものは
なるべく避けましょう。


●アロマテラピー

月経前症候群の症状軽減に、アロマテラピーを
活用してみるのもおすすめです。

ただし、アロマテラピーを使用する際には、
注意するべき点がいくつかあります。
アロマテラピーは植物から抽出したエッセンシャルオイルによって、
美容・健康保持・リラックスといった効果を得るためのもので、
100%天然のアロマオイルである必要があります。

いろいろ試してみて、自分に合っているものを症状改善に
活用していくのがよいでしょう。

またマッサージ用に使用する場合は、必ず
パッチテストを行ってください。
多数のアロマオイルがありますから、
効果によって使い分けていくとよいでしょう。

怒りっぽくなってしまう場合は
イランイランがオススメです。

月経前症候群の症状軽減に効果がある
という研究結果もあるようです。
含有成分のβカリオフィレンが、ホルモンの乱れから来る
いらいらした気分を軽くしてくれるでしょう。

生理不順や下腹部痛でしたら、
クラリセージがよいでしょう。




生理前でしたら、子宮に働らきかけ、
生理不順や下腹部が痛むのを和らげてくれます。
※ただし、生理が来たら、月経過多になる場合があるので、
使用はさけてください


他にもラベンダー・ローズオットー・ゼラニウム・サイプレス
いったアロマオイルなども、月経前症候群の症状軽減に
役立ってくれます。



●ビタミンの摂取

乳房が張るという症状を抱えている人は、ビタミンAの摂取
がオススメです。
月見草をはじめとする種子油には、
γ(ガンマ)-リノレン酸が豊富ですので、試してみてはいかがでしょうか?

月経前症候群には、むくんでしまうという症状があります。
これは代謝機能の低下によるものです。
これを解消するには、カリウムの摂取が効果的です。
そのうえで、水分をたっぷり補給しましょう。

カリウムが豊富に含まれているのはバナナです。

便秘防止も兼ねるのであれば、ヨーグルトとバナナを
一緒に食べるとよいでしょう。

月経前症候群の改善に、オススメしたい食材は他にもあります。

それはイソフラボンを豊富に含む豆腐などの大豆製品です。
更に、野菜や海草、豚肉などの豆乳鍋もオススメです。

このように、症状緩和に効果のある食材はたくさんあります。

より健康的な食生活のためにも、こうした食材を積極的に
取り入れていくとよいでしょう。


他にも、リフレソロジー、フットバス、軽い体操やヨガなど、
あなたのライフスタイルにあったリラックス法で試してみてください。

ざっとまとめますと、

〇バランスのいい食事をする

〇日常生活では、十分な睡眠を心がけること。

〇食事では、コーヒーなどカフェインの多いものをなるべく控える。

〇精製された糖分、塩分をひかえましょう。

〇お酒はほどほどにタバコも妊娠なども考えているのなら、
禁煙しましょう。

〇サプリメントや食事で、ビタミンB6、ビタミンE、カルシウム、
マグネシウム、大豆イソフラボンなどを摂取する

〇適度な運動をする


といったところでしょうか




ちなみに、わたしの場合は、

●ハーブパッド(タイ原産のワイルドなハーブのレモングラスと
玄米、皇帝塩)腰と背中、おなか、首周りに巻き、毎晩それで就寝すること。

●寒い日中も、下半身(お腹とお尻)はなるべく冷やさないようにする。

●布ナプキンに変えた

●補助的に女性専用のサプリメントを飲んでいる

●セルフチネイザン(内臓デトックスケア)をしている

●適度な運動をする(肉体労働なのでかなりしています)


いつく限りではこんなものでしょうか?




もし、ご自身で出来ない場合は、バンコク帰国後に
出張サービスを本格的にはじめます。
子宮ケア、タイ古式産後養生も有用なので、モニター価格で
お願いする予定です。


また、いづれ、こちらとフェイスブックで告知しますので、
宜しくお願いします。