こんにちは、
有賀千恵です。
今日はクリスマスイブ(^-^)/
楽しい夜をお過ごしくださいね(*^^*)
さて、なにげに続いています婦人科疾患シリーズ。
調べていくと、何故か楽しくなっていくのは
多分知識欲が強いからでしょうか?(^▽^;)
今回は、《無排卵、無月経》です。
わたしも、思い当たる節があるので、
読みふけってしまいました。
《無排卵・無月経》
「無月経」は、自然に生理がおこらない状態です。
多くはホルモンバランスの異常によるものです。
月経がないので、「無排卵」で排卵が無い状態
といえます。
「無排卵月経」は、生理はあるが、排卵して
いない場合のことです。
どちらの場合も、排卵がないので、
妊娠するためには改善することが必要です。
「無月経」の場合、生理がこないので、
すぐに分かるでしょう。
逆に、「生理があっても排卵していない」
という場合は見逃しがちです。
○無排卵の可能性がある生理のタイプ
■頻発月経・・・周期が24日以内で、
月に複数生理がおこる
■稀発月経・・・周期が39日以上で、
年に数回しか生理がおこらない
放置しておくと「無月経」になる場合もある。
■過短月経・・・生理が短く1~2日で
生理が終わってしまう。
■過少月経・・・生理の出血量が極めて少なく、
茶色のおりもの程度の月経血。
■過長月経・・・生理が長く少量の出血が10日以上
ダラダラと続く。
■過多月経・・・月経血が非常に多く、
1時間に1度くらいナプキンを変える、
夜用のものでも間に合わないという状態。
以上のような生理タイプの場合は
無排卵の可能性があります。
また、基礎体温をつけ、グラフが
二層にならず平坦であれば、
無排卵の可能性が高くなります。
《過短月経と過少月経の場合の無排卵》
通常の生理期間は3~7日ですが、
《過短月経》とは、月経血や排泄される組織が
少ないために、1~2日で生理が終わって
しまうものをいいます。
また、《過少月経》は、経血量が極端に少なく、
ナプキンに経血が少しつく程度で
終わってしまうような状態を
といいます。
これらの原因としては、いくつか考えられます。
《子宮異常による過短月経・過少月経》
■子宮の発育不全
子宮の発育が悪く、子宮が小さいために
経血が少ない。
子宮が小さいというだけなら、
排卵に異常はなく、不妊になることはありません。
■子宮腔癒着症
子宮腔癒着症とは、子宮の内壁が上下
で癒着をした状態です。
多くは、人工妊娠中絶時や流産などの手術で、
子宮内膜が傷つくことがきっかけで
癒着する場合です。
排卵はしていても、着床できないため、
不妊の状態となり、治療が必要です。
《過長月経と過多月経の場合の無排卵》
前述の逆の場合で、生理の出血がダラダラと
8日以上続く状態を《過長月経》といいます。
まれには次の生理まで続く方もいます。
また、《過多月経》とは、生理の際の出血量が
多いことです。
目安としては、普通のナプキンでは
1時間に一度程度交換しなければならない、
昼間でも夜用のナプキンでないと
間に合わないなど、極端に多い場合です。
原因としては、ホルモンバランスの乱れや
子宮の病気だといわれています。
また、ホルモンバランスの乱れによる過長月経・
過多月経子宮や甲状腺の異常など、
病気が疑われない場合はストレスが原因と
考えられます。
実際に ストレスによりホルモンバランスが
乱れると、生理期間が長くなり、
出血量も多くなる場合があるからです。
ただし、高温期がある場合は排卵が行われており、
高温期が無い場合は排卵していません 。
その場合、視床下部、脳下垂体、卵巣など
から分泌されるホルモンにアンバランスがあり、
生理はあっても無排卵ということもあります。
これらの症状は、出血量が多い為、
貧血になりやすいので注意が必要です。
《過長・過多月経が見られる子宮の異常》
■子宮筋腫
過長・過多月経を引き起こす場合があります
また、発生した場所によっては着床しにくくなる
場合もあるが、特に無排卵とは関係がありません。
■子宮内膜症
子宮と卵管の間に内膜が発生したり、
放置して子宮内膜が癒着したりするとすると
排卵していても、受精や着床を妨げられる場合が
あります。
《無排卵・無月経の原因》
無理なダイエット、激しい運動、
強いストレス、不規則な生活習慣、
過度な喫煙は、脳や卵巣からのホルモン分泌が
正常に機能しないため、生理があっても
無排卵になる場合があります。
その他、脳下垂体の腫瘍などによっても
無月経・無排卵になることもあります。
また、高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群
などによる無排卵があります。
「無月経」「無排卵」の原因のほとんどは
ホルモン分泌のアンバランスです。
ホルモンを分泌に直接関与する器官、
「卵巣」「視床下部」「脳下垂体」に
器質的な異常がある場合もあります。
そのような異常の無い場合は、
極端なダイエットや激しすぎる運動、
日常のストレス、冷えによる血行不良が
原因ともいわれています。
これらを鑑みて、月経の正常に改善するには、
日常の生活の質あげることが非常に
大切な方法のようです。
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