以前とあるエステサロンに伺った時のこと。


そこはフランチャイズ的なお店で

狭い店に5-6人のセラピスト。

私を担当してくれたのは、その中でも先生の立場の人だった。


お客さんは次から次へといらっしゃって

とても活気があるサロンで忙しそうだった。

目立ったのは「効率の良さ」


カーテンで仕切られたベッドぎりぎりの個室で

上のシャツは脱いでください。

と言ってその場で見ている

ま、減るもんじゃないけど


マニュアル通りって感じで

順番と回数に捉われ丁寧さに欠ける手技


早くおわんないかな。と思って寝たふりしてたら


バタン(キャビを開ける音)

「あ、ホットタオルがないじゃん」とポツリ

取りに行ったかと思ったけど

その後、ホットタオルは使われなかった。

どした?めんどいから拭き取りやめたか?オイオイ


「お疲れ様でしたー。よく寝ていらっしゃいましたね、お疲れなんですねー」


決まり文句のような台詞。

寝てない。気になってそれどころじゃない。


慣れた感じで効率よくスムーズな行程。

接客も手技もとても上手なんです

でも

お客様を大事に大切にする気持ちは

怖い事にすべて所作に出る。




こう感じたら大抵の人は

「気持ちよかったです〜またきます(いつか)」

と口だけ言って2度と行かず

「あの店行ったけど良くなかったーー」と

営業妨害するつもりはなく単なる愚痴として友人に言いふらす。




仕事ってお客さんあってはじめて成り立つわけ

自分の店が大事なら

お客さんを1番に大事にしないとね指差し


丁寧にできないくらい忙しいなら

それはキャパオーバー。

キャパオーバーにしなきゃやっていけないなら

お店は長続きしないね。


仕事は丁寧に効率よく。