こんにちは

 
「戦う男のストレスをアロマで癒す専門家」
【ミスターアロマ】の星野知子です。
 
先日
人生初の
「乳がん検診」を受けたこと
 
ピンクリボンのイベントに
協賛させていただくことに
なったこと

などもあり
 
「乳がん検診」について
色々調べてみました。
 
 
 「乳がん検診」は無条件に
 

“いいこと”

 

そう思われがちですが

 

 

実は


デメリットも

あるようです。

 

 

先週は

樹木希林さんが

 

乳がんからの全身転移で

亡くなられましたね。



さくらももこさんは

闘病を

公表なさっていませんでしたが

 

 

北斗晶さんや

小林麻央さんなど

 

ここ数年

「乳がん」にかかったことを

公表なさる芸能人や

 

「乳がん」で

亡くなられた芸能人の方が

相次いでいらっしゃいます。

 

 

特に

小林麻央さんの場合は

30代だったこともあり

 

彼女が公表なさってから


医療機関に

「乳がん検診」を希望する

若い女性が殺到したそうです。

 

 

芸能人の方がたも

 

“乳がんで命を落す方が

一人でも減るように”

 

という想いから

公表なさったり

 

「乳がん検診」を

呼びかけられていると思います。


 

私も

その想いは同じです。

 

 

ただ


「乳がん検診」は

やみくもに

誰でも受けたほうがいい。

 

そういう訳では

なさそうなんです。

 

 


「乳がん検診」の

推奨年齢に

制限があることを

ご存知ですか?

 

 

現在

「乳がん検診」で

使われている

乳房専用のX線装置“マンモグラフィー”は

 

 

国のガイドラインによると

 

マンモグラフィー単独法の推奨年齢は

40~74歳

 

マンモグラフィーと視触診の併用法は

40~64歳とされています。

 

 

ただし

アンジェリーナ・ジョリーさんのように

 

「遺伝性乳がん」

「家族性乳がん」と呼ばれるケースは

 

若い世代から

発症することが多いのが特徴

 

なので

例外なのだそう。

 

遺伝性乳がん

細胞の傷ついた遺伝子を

正常に修復する働きを持つ

といわれている2種類の遺伝子の

どちらかに変異があることが

遺伝子検査で確認されている人。

 

家族性乳がん

血のつながった近親者に

乳がんや卵巣がんになった人が多く

乳がんになりやすい体質を

受け継いでいる人になります。

 

乳がん患者の2割程度が

該当するそうです。

 

 

【「乳がんハイリスク」
の目安チェック】

□50歳未満で乳がんを発症した血縁者がいる
□年齢を問わず、卵巣がんになった血縁者がいる
□年齢を問わず、血縁者に初発乳がんを一人で2個以上発症した人がいる
□血縁者に男性乳がんになった人がいる
□乳がんになった血縁者が3人以上いる
□BRCAという遺伝性乳がんの遺伝子変異が確認された血縁者がいる
□抗がん剤、分子標的薬、ホルモン療法薬のいずれもの治療が難しい(トリプルネガティブ)タイプの乳がんといわれた血縁者がいる
 
(チェックリスト出典:NPO法人日本HBOCコンソーシアムの問診票を引用、改変)

 
チェックリストに
1つでも該当する場合は
 
40歳未満の
若い世代でも
 
「家族性・遺伝性乳がん」
の可能性について
 
専門医に相談し
アドバイスをもらっておくと
安心かもしれません。
 

 

やはり

普通の人より

乳がんになるリスクが

高くなるそうです。

 

 

もちろん

該当する方が


全員

乳がんを発症するわけではないので

 

心配しすぎないでくださいね。

 

 

ではなぜ

上記に該当する以外の

20代、30代には

 

「乳がん検診」が

推奨されていないのでしょうか?

 

 

それは

乳がん罹患率が高くない

若い女性が「乳がん検診」を受けると

 

メリットよりもデメリット

のほうが大きい

 

そう判断されているからだそうです。


 

20代、30代の

「乳がん」発症率ですが


国立がん研究センター

がん対策情報センターの資料によると


2011年に

乳がんと診断された7万2472人のうち


20代は278人(0.3%)

30歳~34歳は991人(1.3%)

35歳~39歳は2955人(4%)


40代は1万4341人(19.7%)

50代は1万5373人(21.2%)


と40代から急増します。

(データ:国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス

http://ganjoho.jp/public/index.html


 

「報道などをきっかけに心配して受診する若い世代は確かに増えている。しかし、2014~15年の2年間に当院で超音波検診を行った39歳以下の女性9718人で、最終的に乳がんと診断された人は35歳以下では一人もいなかった。40歳以下の人は心配しすぎないでほしい」


こう話すのは

東京都予防医学協会

がん検診・診断部の坂佳奈子部長

(日本乳癌学会専門医)です。



では

「若い人は、受けないほうがいい」


そう医師たちが口をそろえる


「乳がん検診」に

どんなデメリットが

あるのでしょうか?



 

まず挙げられるのが

 

「放射線被ばく」に伴う

発がんリスクのアップだそうです。

 

 

「マンモグラフィー」の説明には

 

※飛行機で日本から

アメリカ間を移動した程度です。

 

そう書かれており

被爆の危険度は

そんなに高くなさそうですが

 

この被爆のリスク

若い女性ほど高くなるのだ

そうです。

 

 

また

日本人を含むアジア人
 
特に若い女性には
「デンスブレスト」
発達した乳腺構造により
乳房領域が真っ白に写るタイプ
 
が多いため
「マンモグラフィー」では
乳がんが見つけにくいのだそう。
 
 
 
写真出典
 
 
超音波のほうが
しこりは見つけやすいようですが
 
※ただし
超音波では
石灰化が見つけにくいという
欠点もあるそうです。
 
 
 
 
40代以上の人が
検診する時も
 
どちらがいいということは
いいにくく
 
それぞれ長所と短所が
あるということを
知っておいてくださいね。
 

 

 

次に「偽陽性」

デメリットです。

 

「偽陽性」とは

 

結果として乳がんではなかったのに

「要精密検査」

とされてしまうこと

意味します。

 

「要精密検査」

という診断がくだると

 

乳房に針を刺して

組織の一部を採取する

「針生検」が

行われます。

 

“針で痛い思いをする”

 

ことよりも深刻なのは

 

「がんかもしれない」

 

という

精神的なストレスを

抱えることになるデメリットです。


 

結果が出るまで

不眠になってしまう人や

 

検査後も

ずっと不安に苛まれる人が

多いといわれています。

 

 

「精密検査を受けて」

と言われてから

実際に受診して検査を受け

 

その結果が出るまで

早くて2週間ほど

 

大きな病院では

数カ月がかかることもあります。

 

特に

“がん治療で有名な病院”

での精密検査を希望すれば

 

検査の予約が

数ヶ月先になることも!

 

 

※乳腺専門医が自分で画像を読影し

生検も行うような

専門クリニックを受診すれば

比較的早く結果が分かるようです。

 

 

「結果が出るのを待つ期間のほうが

乳がんと告知を受けたときより

精神的にきつかった」

 

そうおっしゃる患者さんも

いらっしゃるくらい。


 

不安な状態で

何週間も置かれる

 

そのストレスは

想像以上のものです。

 

 

その

「偽陽性」の割合は決して

少なくありません。

 

1000人検診を受けたら

83.5人が偽陽性になるという

日本の研究があるそうです。

 

この研究では

1000人が住民検診を受けたとき

 

86.3人が「要精密検査」となり

そのうち73.4人が追加の画像診断を行い

6.9人が生検を行ったそう。

 

そして

その中で本当に乳がんだった人は

1000人中たった2.8人。

 

(データ:日本乳癌検診学会誌;20,1,19-21, 2011)

 

どんな検診でも

がんの人は1000人中2、3人程度

といわれています。

 

残りの「要精密検査」の人は

不要な医療を

受けることになるのです。

 
 

そし

もっとも深刻なのが

「過剰診断」の害です。

 

これは

「命を奪わない病変」を

がんと診断してしまうことを指します。

 

がんと言えば

 

すべてが

“命にかかわる”

 

そう思いがちですが

実際はそうではありません。

 

自然に消えてしまうものや

ずっと大きくならないもの

大きくなっても

命取りにならないものなど

 

さまざまなタイプが

あるそうです。


 

マンモグラフィー検診が

普及した結果

「非浸潤性乳管がん(DCIS)」

という

超早期の病変が

たくさん見つかるようになりました。

 

この中には

放置すると周囲に広がって

命を脅かすものもありますが

 

そのままじっとして

広がらないものもあるそうです。

 

しかし

現代の医学では

そのどちらなのか

 

見分けをつけることが

できません。

 

そのため

「がん」を見つけてしまった以上

放置できないので

 

ほとんどの方が

手術、放射線、抗がん剤、ホルモン剤

などの治療を受けることになるのです

 

つまり

無用な治療を受ける可能性を

排除することができないのです。

 

 

ここ数年

この過剰診断が

予想以上に多いことが

 

欧米の研究で

指摘され始めているそうです。

 

2012年に報告された論文では

米国の検診で

これまでに見つかった「乳がん」のうち

約3分の1が過剰診断

だったそう。


過去30年間に

約130万人もの女性が

無用な治療を受けた

と推計されているそうです。

(N Engl J Med. 2012 Nov 22;367(21):1998-2005.)

 

日本において

過剰診断がどれほどあるかは

まだ不明です。

 

ある乳がんの専門医は

「日本でも10~20%は

過剰診断があるかもしれない」

 

そうおっしゃっているそうです。

 

 

日本で乳がんと診断される人は

1年に約9万人。

 

もしかしたら

毎年9000人~1万8000人もの女性が

無用な治療を

受けている可能性がある

かもしれません。

 

 

2016年12月11日付の

日経ヘルス」で

日本乳癌学会で理事を務める著名な専門医

 聖路加国際病院乳腺外科部長の

山内英子医師も

 

次のようにコメントして

いらっしゃいます。


「そろそろ

必ず検診に行かねばならないという

“がん検診神話”は捨ててほしい。

 

「乳がん検診」の場合

 

発症リスクの低い人が検診を受けることで、

過剰診断や偽陽性、被曝のリスク、

精神的な負担などの不利益が、

検診による利益を上回ることも

 

発症リスクを考慮して

必要な人が

その人に合った方法で

検診を受けてほしい」

 

そういわれています。

 

 

ただし

 

乳がん罹患率が高い年代

40歳から75歳までの女性の場合は

 

健診を受けて

死亡率を減らせるメリットが

受けないデメリットを

上回るそうです。

 

  

40代以上の方は

ぜひ

「乳がん検診」

いってみてくださいね。

 

 

 

では

40代未満の方は

 

何もしなくて

いいのでしょうか?

 

 

どの世代も

やっておいたほうがいい

 

そう乳腺専門医の先生が推奨する

月1回の自己触診

ご紹介しますね。

 

自分の乳房の状態を

知っておくことで

 

ちょっとした変化に

気づきやすくなり

 

異常があったときに

見つけられるという

メリットがあるそうです。

 

 

一番いいタイミングは

 

生理が終わった後

4日~1週間くらいの間

その時期は

胸が柔らかくなるので

お薦めなんだそう。

 

入浴時などに

 

乳房の形を観察し

触ってみて

異常がないか調べる

 

この習慣をつけることを

お薦めしています。

 

 実は

「乳がん」はしこりがない場合も

あるそうです。

 

乳頭の陥没や

乳房にくぼみやひきつれ

 

なども

「乳がん」の症状だったり

するのだそう。

 

両手を挙げて

鏡にうつし

くぼみやひきつれがないか

確認してみてください。

 

 

乳頭から

分泌物や血液が出ないか

 

も確認してください。

 

次に

石鹸をつけ

滑りやすくして

 

人差し指から薬指までの

3本の指の腹で

 

乳房を押しながら

くまなく触ってみてください。

 

小石状の固いものが触れ

何日もそれが消えないようなら

 

乳腺の専門医を

受診したほうが

いいかもしれません。

 

 

生理前に何か固いものが触る

乳房をおすと痛い

と心配して

受診する人が多いけれど

 

それはほとんど

月経前症候群(PMS)

による乳房のはり。

 

生理が始まったら

違和感は消えるのだそう。

 

乳がんの場合は

いつも小石のように固い物があり

それが動かない。

 

さらに

生理が終わってからのほうが

乳房全体の張りが取れて

かえってしこりが目立つようになる

などの特徴があり

 

PMSの乳腺のはりとは大きく違う」

 

のだそうです。(坂部長談)


 
 
イラスト:平拓哉  出典
 

自己触診をして

「ちょっとおかしいな」

 

そう思ったなら放置せず

すぐに乳腺外科を受診してくださいね。

 

 

無駄な「過剰診断」は防ぎたいですが

早期発見は

したいですもんね。

 

 

 

受診すべき診療科は

「乳腺科や乳腺外科」

お薦めです。

 

女性の病気だからと

婦人科を受診する方もいらっしゃいますが

 

婦人科で

乳腺の専門医も兼ねている人は

まれだそうです。

 

乳腺の専門医かどうか

確認をして

いってみてくださいね。

 

乳腺専門医リスト



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