✩2016.10.27
リンパおよび他臓器に転移がないか確認するため、PET検査を受けることになりました。
がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込むという性質を利用し、ブドウ糖に近い成分を体内に注射をして、しばらくしてから全身をPETで撮影する、というのがPET検査です。
前日に関西から義母が駆けつけてきてくれていました。
PET検査は13時からの予約でしたが、8時から絶食。
病院へは義母と旦那が送り届けてくれて、娘の幼稚園のお迎えのため、そのまますぐに帰っていきました。
検査着に着替え、地下室へ降りていきました。
酸素量・糖分を手の指で測り、検査薬を静脈注射しました。
検査薬が全身に行き渡るまでは暗い照明の部屋にあるリクライニングチェアに座り、60分安静にします。
まるでリフレクソロジーでもしてもらえそうな感じのリラックスできる部屋でした。
でも するのはPET検査。
安静にしながら「転移がありませんように」と祈り続けました。
60分安静にしてから検査室に移動し、検査台に横になって30分ほど撮影。
撮影が終わった時に
「今から撮影した内容を確認しますが、たまに再度撮影をお願いすることがありますので、ご了承ください」
と言われました。
これでまた再度撮影となると転移の可能性が高くなるのか?と不安になりましたが、再度撮影とはなりませんでした。
体内の検査薬が少なくなるまで、また先ほど安静した部屋で40分安静にしました。
その後排尿し、着替えて会計へ。
PET検査に用いる検査薬からは放射線が放出されるので、わずかながら被爆します。
でも検査薬は排尿することにより、およそ24時間で体外へ全部排出されます。
成人は放射線の影響は受けにくいのですが、成長過程にある子どもは受けやすいとされています。
そのためPET検査した当日は抱っこや添い寝など、娘と関わらないようにと言われました。
娘は必ず私の添い寝でしか夜寝ようとしません。
なので、同じ屋根の下では娘と関わらないだなんて物理的に不可能です。
悩んだ結果、PET検査を受けた日は帰宅せず、そのままホテルに宿泊することにしました。
娘は4歳にして生まれて初めてママと離れ離れの夜となるのです。