【受講】NARDセミナー『キャリアオイルを含めての精油類の薬理・成分の吸収と体内動態について』 | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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NARDJAAの認定校“アロマの手しごと教室 Aromanoを主宰しております手作りコスメアドバイザ-;シカです。

 
今日はNARDのレベルアップセミナー;
 
『キャリアオイルを含めての精油類の薬理・成分の吸収と体内動態について』
 
を受講してきました。
 
 
お話くださったのはNARDの協会顧問であり、ケモタイプ精油事典の化学監修もされている、三上杏平先生です。

 
 
事前の案内では
① 精油類の体内動態とは
② 精油類の塗布・皮膚吸収の基礎
③ 精油類の皮膚吸収と機能について
 
という内容でしたが、昨年から何度か受講している林真一郎先生や久保田泉先生の“精油(アロマテラピ-)の安全性”に関するセミナーと少し被る部分があると思っていました。そうしたらやはり、昨年日本で翻訳版が出版された『精油の安全性ガイド第2版』を元にした内容も盛り込まれていました。
 
 
 
参考文献はそれだけではなく、安全性ガイドの日本出版元であるフレグランスジャーナル社のアロマテラピ-と自然療法の専門雑誌「aromatopia」や「AROMA RESEARCH」のバックナンバーをはじめ、
 
「化粧品・医薬品の経皮吸収」
「食品-医薬品相互作用ハンドブック」
「薬理学アトラス」
「脂肪酸栄養の現代的視点」
「生薬学」
「中毒ハンドブック」等々、、、
 
アロマテラピ-に限らず、沢山の参考文献から今日のセミナー資料を作成してくださったようです。
 
こうしてみると、やはり精油の事だけではなく、生理学的なことや薬理学的なことも知っておいた方が、精油やハーブを生活に取り入れていくのに安心だと感じました。
 
 

 
 
精油は揮発性の有機化合物ですから、“香り”として鼻から体内に入ってきますし、香粧品や日用品(シャンプー等)に“香料”として配合され、皮膚からも経皮吸収されて入ってきます。
 
その“鼻から”の経路はあなどれない、ということはアロマテラピ-をしっかり学んだ方はご存知だと思いますが、実はほとんど重要視されていないのが現状です。
 
それが今の“香害”問題を生んでいるのではないかと私は個人的に思っています。
 
 
① 精油類の体内動態とは
 
先ずは鼻からの経路をたどって、精油が体内でどのように代謝されて体外へ排出されていくのかはてなマーク鼻や口腔粘膜からの吸収、GABA機能、香り吸収の視床下部・内分泌の関連図や体内への大まかな流れの概略図を見ながら学んでいきます。
 
② 精油類の塗布・皮膚吸収の基礎
 
皮膚の構造から精油とキャリアオイル(植物油)の皮膚吸収に関しても学びます。
 
以前は「キャリアオイル(植物油)は分子が大きいので経皮吸収はされない」と言われていましたが、大阪大学医学系研究科の研究発表で、マカダミアナッツオイルの体内代謝が確認されたとの報告があったそうです。全ての植物油に対して研究がされたわけではないので植物油全部がそうとは言い切れないのですが、一部の不飽和脂肪酸に関しては経皮吸収されるというのが臨床で確認されているそうです。
 
③ 精油類の皮膚吸収と機能について
 
昨年受講した林先生の“精油の安全性”に関するセミナーでも、精油成分はそのままではアレルゲンにならず、たんぱく質と結合することによってアレルギーの原因となると聞きました。
 
後半はいくつかの精油成分に関して、それぞれの代謝や機能、IFRA(国際香粧品香料協会)の規制などのお話がありました。
 
例えばパルマローザやゼラニウム、ローズなど多くの精油に含まれている“ゲラニオール”ですが、代謝過程でアルデヒド基としてたんぱく質とくっつき、アレルゲンとなる可能性が報告されているそうです。IFRAでのリップ製品やデオドラント剤に使用する際の規制では、0.3~0.4%と極々微量です。
 
他にもアネトールやシンナミックアルデヒド、サリチル酸メチル、d-リモネン等々、精油成分としてとてもメジャーな成分類がならんでました。
 
 
最後に三上先生が仰っていたのが;
 
『精油は薬以上に勉強する必要がある』
 
ということ。これがとても印象的でした。
 
以前は受講しても理解に苦しんでおりましたが、今日は大分すんなり頭に入ってきたように思います。昨年から似たようなセミナーを度々受講していたおかげでしょうかニヤリこれから学びもどんどん楽しくなっていく予感がしてます合格
 
 
帰宅したら、NARDアロマテラピ-協会から最新の会報誌が届いておりました。
 
特集はタイムリーに「風邪・インフルエンザとアロマテラピ-」。NARDの会報誌は隔月で発行されており、毎回なかなかマニアックな研究内容が載っております。
 
 

 NARD Japan アドバイザーコースの目的は;
● アロマテラピーと精油について正しく理解する
● アロマテラピーを日々の生活の中に取り入れ、

   精油を正しく使用して健康維持に役立てる
● 安全なアロマテラピーをアドバイスできるようになる

 

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4月から受講料など改訂させていただく予定にしております。現在の条件でご受講いただけるのは、3月末までにお申し込みと決済を完了された場合になりますので、ご了承ください。
 
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