【受講】『抗菌アロマテラピー講座(その2)』Day2 | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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手作りコスメアドバイザ-;シカです。

 
昨日から受講している『抗菌アロマテラピー講座(その2)』、今日は朝から一日講義と実習です。
 
抗菌アロマテラピー研究会主催の講座の特徴は、とにかく実験が充実している事です。
 
今日は安部先生による講座の続きからの予定でしたが、昨日準備した抗菌作用測定のスライドガラスが良い感じに出来上がってしまったそうで、こちらのスライドガラスを顕微鏡で確認する実験の続きからスタートしました。
 

 

ハーブウォーターの種類によって、ろ紙の周りにすこ~~~し、うっすらと阻止円が出来ていました。

 
 
顕微鏡で見ると、阻止円の外の培地に菌らしきものがいたのですが、
 
 
スマホでは上手く写真におさめられなくて残念あせる
 
 
昨日の実験結果を確認した後は、江澤先生による『健康のための腸内細菌とアロマ』の講義。
 
1、胃の病気と抗菌アロマ
2、腸と腸内細菌の役割
3、ストレスとアロマ
 
ピロリ菌に対する抗菌アロマの研究や、ストレスと腸内細菌の変化、“脳腸相関”のメカニズムなど、最近深く学んでいる解剖学・栄養学とリンクしてとても興味深い内容でした。
 
その後、お昼前に次の実験の準備です。

これは『短時間発色法抗菌アロマ』と題したもので、通常2日ほどかかる菌の増殖を2時間で結果が出るように、先生が考えて下さった簡便な実験法です。精油の抗菌活性を、“色が変わる”という変化を目の当たりにすることで実感し、抗菌アロマテラピーを多くの方に知っていただくとともに興味を持っていただけるよう、考えられたそうです。
 
先ず試験管に決まった分量の酵母菌溶液と㏗指示薬を入れたものを4本準備します。そこに精油を入れ、2時間温かい環境で置いたところで、色の変化を見てみます。
 
最初準備したものは、アルカリ性で赤い色をしています。
 

生きた菌は代謝して呼吸をし、その過程で炭酸ガスを発します。抗菌作用が弱い精油を入れた試験管は酵母菌が呼吸して炭酸ガスを発し、溶液が酸化して黄色っぽくなっていきます。それに対し、抗菌作用が強く発揮された溶液の試験管は、酵母菌の代謝が阻害されて赤いまま(アルカリ性)です。
 
精油を3つずつ、それぞれのグループで担当分けして実験してみました。私たちはオレンジ・スィート、オレガノ、ゼラニウム・エジプトのグループ①。他にはユーカリ・レモン、ティートゥリー、パルマローザのグループ②と、ペパーミント、タイム・チモール、ラベンダー・アングスティフォリアのグループ➂、クローブ、レモングラス、ローズマリー・シネオールのグループ④です。
 
一つはコントロールといって、エタノールを入れたものなので、1グループで試験管4本になります。
 
 
これを発泡スチロールに入れて39度に保ち、2時間置きます。
 
 
セッティングが終わったところで、お昼休憩。
 
午後一は山崎先生による『香りと健康~脳・神経の活性化~』という注目の内容。ここで最初に驚いたのは、「精油は水に溶ける?」というお話でした。
 
精油は水に垂らすと溶けずに上に浮きます。なので、「精油は水には溶けません」というのがいつも学ぶアロマテラピーなのですが、精油成分が揮発して嗅上皮の嗅細胞(嗅神経)に触れ、その粘膜に溶け込んで嗅覚受容体でキャッチされたニオイ情報が脳の大脳辺縁系へ伝達されます。粘膜に溶け込むため、精油成分は少しは水分に溶ける必要がある、ということのようです。
 
この嗅覚受容体、鼻だけでなく角膜や皮膚、消化管、血液等々身体のあらゆるところに存在することが最近分かってきているそうです。人の身体ってまだまだ分かってないことが沢山あるんですね。
 
講義の後は、オレンジの皮を使った油滴の観察実験です。
 
オレンジの皮を剃刀で極薄く削り、スライドガラスに置いて染色液で色を付け、顕微鏡で観察します。
 
 
ポイントは透き通るぐらいに薄く切り片を作成すること。
 
 
頑張ったつもりでしたが、不器用なワタシでは観察に耐えるほどの薄さにはできなかったようで、上手く油滴は観えませんでした。
 
こちらダウンは同じグループの方の、綺麗な油滴のお写真を拝借しました音譜
 
 
この実験が終わった後、先に準備した「短時間発色法抗菌アロマ」の実験結果の確認です。
 
ご覧のとおり、エタノールを入れたコントロールの試験管(一番左)は抗菌作用が発揮されないので、酵母菌が元気に呼吸して液が黄色くなっています。オレンジ・スィート、ゼラニウム・エジプトの順に色が変わり、抗菌作用の強いオレガノは酵母菌の呼吸が阻害されるので、赤いままでした。こうして『抗菌作用』というものが実際に可視化されると、分かりやすくて良いですね。
 
 
実験結果を発表した後は、昨日の安部先生の講義の続きを聞いて終了です。
 
講義が終わった後は、一人一人『修了証』を安部先生から直々に授与いただきます。こういうちょっとしたことが、とても嬉しいです合格
 
 
最後に安部先生が『楽しんで頂けましたかはてなマークまぁ、私たちはすごく楽しかったです音譜』と本当に嬉しそうに仰ってました。先生方の楽しさが受講されてる皆さんにも良い感じで伝わって、凄く良い雰囲気の中で終始楽しく受講することが出来ました。
 
今日の講座と実験のためにいろいろと前準備を重ね、レポートを準備してくださった先生方に感謝感謝です。そして、私も楽しく為になるアロマテラピーやクレイテラピー、手作りコスメをお伝えしていきたいと思います合格
 
明日は、二日間の抗菌アロマテラピー講座でも受講生としてご一緒させていただいた久保田泉先生の『しっかり学ぶ 精油の安全性』を受講してきます。
 

『12月の予定』

 

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