ラベンダーにも種類が多いように、一言でホーリーバジル、トゥルシーといってもその種類は多いようです。
そもそもバジルは近くに違う品種があると交配しやすい為、そもそも種類が多いそうなんです。
これはバジルに限ったことではなく、ミント系にもあることなのですが。
私が栽培して種を無料プレゼントしている品種は
日本の寒い気候でも栽培可能にするためにラマ種を10年程かけて品種改良したもので
OYA TULSI (大矢トゥルシー)といいます。
元々トゥルシーはインド原産の植物なので熱い気候に適した植物です。
ですから、日本でも熱い地域では育てやすいと言えます。
でも、近年の日本を含め温暖化の影響か気象状況が随分と変わってきています。
寒い北海道でも、大変暑い夏日もありますし工夫次第で容易に発芽に成功された方もおられます。
なので北日本の寒い地域でも十分育つ植物だと思ってます。
そこで、栽培に失敗しないためにいくつかコツとして私の経験から情報を一度まとめ記事にメモとして残しておこうと思います。
栽培に挑戦する皆さんの参考になれば幸いです。
以下一例として紹介するものです。
●種まき
・発芽までは特に土の表面を乾かさないように水やりし水切れに注意する。
まだ気温が低い時期には、保温と乾燥防止に鉢にラップ掛けするのもいいそうです。
これは『ゆほびか』でも紹介された内容です。
・種に土を被せない。(かけてもうっすら)
・地温が高い時期が望ましいが、日光があたる場所になるべく置く。
・移植までは鉢まき又はプランターまきが無難。(脱脂綿などよりは土にまく事をおすすめします)
●水やり(発芽後)
枝葉がしなびて水切れ状態の場合は気が付けば日中でも水やりしてOK。※通常昼間に水やりすると蒸れてよくないと聞きますが、場合によっては様子を見てトゥルシーに水やりする方が私の経験では良いように思います。
●移植(植え替え)
タイミング→約10㎝くらいになったら。
わりと大きく育つので、株間を十分あけて植え替える。
参考の目安→30~40㎝位
【鉢植えのメリット】
容易に移動できる、ベランダでも栽培できる
>>鉢への移植の仕方
【地植えの注意】
陰になる場所は避ける。まだ大きく育ってない時は雑草や野菜の陰になると生育に影響あり。
>>土地への移植の仕方
いずれにしても、水はけのよく風通しのよい場所に定着させるようにする。
※風通しについては、蒸れ防止として生育過程で葉が込み合ってきたら収穫していくとよくなる。
●土づくり・肥料
どんな土でも育つと言われ特には条件はないようである。
個人的な栽培経験では、バジルは肥料が要る為適度な養分(肥料)を与え、移植後葉の色が悪くなれば追肥しています。
思うに肥料が乏しい苗の茎は貧弱で、やはり生育は悪く葉裏の紫色も薄い(もしくはほどんど現れない、あっても消えていくものが多い=薬効乏しい?)。
●摘芯(収穫量増加の為に)
葉を長く収穫したい場合、花芽がでたら摘み取る。
そうすることで脇芽が伸びて育ち収穫量が増える。
●収穫(種)
種を収穫したい場合
花を咲かせてもドンドン上に伸びて花を咲かせるので、適当な所で先を摘み取り生育を止める。
先に咲いた花(下部)から種が実っていく。
種が実ってきたら、触ると固く、緑から少し赤みがかって色づいてくる。
収穫のタイミング(参考)
下から覗いて種が黒く実っていたら房ごとにカットする。
※立ち枯れするまで待つように紹介されていたりもするが、そうすると早く実った種が地面に落ちてしまう。
果物と同じく早めに収穫しても徐々に熟れてくるものと考えるのが私流。
収穫後の管理
立ち枯れした状態でなく房ごとにカットし収穫した場合は、種が落ちても大丈夫な受けるトレーなどに置いて自然乾燥させる。
乾ききる前に種を袋に入れるとカビる原因になるので注意。
>>私の保管の様子 2014年収穫時