おはようございます。

昨夜は季節外れの嵐と雷で、我が家の猫達が挙動不審でしたにゃーネコ

ここ数年、季節の変動が極端ですよね。


さて、先日、仲良し主婦3人組の皆さんから「更年期を素敵に過ごす勉強会」のリクエストをいただき、開催いたしました。

この勉強会を開催し始めてから、今までたくさんの方々に受講していただきました。

その中で感じるのは、「更年期」という言葉は知っていても、正しく理解している人はあまりいらっしゃらない…ということです。

知らないから、闇雲に不安になったり、拒絶したり、無関心を装ったり、真っ向から向き合わないで、あまり考えないようにしてきた…という方もいらっしゃいます。

でも、勉強会で、更年期とはなんぞや?
という内容を具体的に理解すると、ご自身の体調や、心の状態と照らし合わせ、「なるほど、だから◯◯だったのね~」と、皆さん解放される様子です。

その中で、毎回お話しさせていただくのがコレステロールのこと。

よく、健康食品のCMで、「50歳過ぎると女性のコレステロール値はグンと上がります!  放っておいたら大変です叫び」という脅し文句を耳にします。

でも、安心してください。
閉経期に女性のコレステロール値が上昇するのは自然の摂理。
必要だからこそ、上昇するのです。

コレステロールは脂質の一種で、細胞膜、神経細胞、胆汁酸、各種ホルモン、ビタミンD前駆体の原材料で、体になくてはならない大切な物質です。

閉経とともにコレステロール値が上がるのは、女性ホルモンの急激な減少を補うためなのです。

ところが、健康診断でコレステロール値が上昇すると、直ぐに保健指導や投薬される場合もあります。

一方、欧米では、女性にコレステロール低下薬は処方されないそうです。

もちろん、何らかの病理があって急上昇した場合や、数値にもよりますが、通常の健康体で、閉経期のタイミングであれば、当然の生理現象です。

大切なのは、食事の質を上げること。
上質な油を摂取すること。
動脈硬化の原因となるトランス脂肪酸を避けること。
適度な運動で、極度な肥満(BMI35以上)を防ぐこと。

ただし、閉経後の女性には適度な皮下脂肪が必要なので、無理なダイエットは危険です。


「更年期」とか「コレステロール」とか、言葉だけが一人歩きして、なんとなくネガティヴなイメージを持たされていますが、それぞれの意味を知り、存在する目的を知ると、無駄な不安はなくなります。

そして、身体に起こるすべての現象は、意味があって、自分の身体が起こしている…と理解できると、さらに身体が愛おしくなりますラブラブ

食事に気をつけるのも、食べ物を精査するのも、誰に言われたからではなく、脅かされたからでもなく、大切な私自身ために、私自身が選択することなのです。

自分を大切にできれば、他人も大切にしたいと思う。

そんな連鎖を願いながら、これからも「更年期を素敵に過ごす勉強会」を随時開催していきます音譜