クリスマスの香り〜その２「フランキンセンスとミルラ」

ご訪問ありがとうございます

アロマで素敵な私にリセット♪
横浜市都筑区センター南駅から徒歩１１分
アロマテラピー教室ナチュラリー主宰のマイコです。

引き続き、クリスマスにおすすめの香りのご紹介です

{4517423C-330D-40A5-BEDA-C5B2E8F090A4:01}

フランキンセンス（乳香）

ミルラ（没薬）

の２つの精油のご紹介です。

イエスキリスト誕生の12月25日。

東方の三賢人が、誕生のお祝いとして

3つの贈り物を捧げたという話があります

３つの贈り物とは…

黄金

フランキンセンス（乳香)

ミルラ（没薬）

乳香と没薬には、黄金に匹敵するくらいの希少価値があると言われます。

ひとつずつ以下のような意味合いがあったようです。

黄金　・・・神への愛、信愛を象徴するもの

フランキンセンス（乳香)・・・神への供物、礼拝を象徴するもの

ミルラ（没薬）・・・清らかな肉体、懺悔を象徴するもの

フランキンセンスは、カンラン科の樹脂。
別名「オリバナム」「乳香」といいます。

フランキンセンスとは、中世のフランス語で
「本当の香り」「質の高い薫香」という意味の
「フランク・エンチェンツ」から由来しています。

別名「オリバナム」とは、ラテン語で「レバノン産の油」という
意味の「オリウム・リバヌム」からきています。

もうひとつの別名「乳香」は中国語です。
フランキンセンスの樹皮に傷をつけると
そこから乳白色の液体（オレオガムレンジ）が出るのですが
それに由来しています。

乳白色の樹脂が固まったところです。

あたたかな樹木の香りに、
ほのかにレモンのような香りがします。

それは、古くから薫香として祭壇や寺院で
使われてきた神聖な香り。

瞑想の手助けをして、深呼吸を促すように
とても落ち着いた香りです。

最近では、しみ・しわ予防の「若返りの精油」として
よく知られていますよね。
アンチエイジングに欠かせない、収れん作用です～

古代エジプトでも、パック剤として使われていたそうです。
そういえば、古代エジプト人の目のまわりをよく見てみると、
黒い縁取りのようなアイメイクをしていますが、
それはフランキンセンスを燃やしたあとの黒いすすです。
黒いすすと植物油を混ぜたものです。
強い紫外線や菌から目を保護するためにつけていたそうですよ。

ミルラもフランキンセンスと同じカンラン科の樹脂。
別名「没薬（もつやく）」「マー」といいます。

ミイラの語源となった植物で、
防腐作用があるため、古代エジプトでは遺体とともに
埋葬されていました。

ミルラは少し麝香（ムスク）に似た
スモーキーな樹脂の香りがします。
※ムスクとは、麝香ジカの性腺からの分泌物

古代エジプトでは、毎日正午の太陽崇拝の儀式の際に
ミルラが焚かれていました。

同じ樹脂であるフランキンセンスのように、
ミルラも樹皮に切り込みを入れると、
淡黄色の液体（オレオレンジ）が染み出し、
赤茶色でクルミくらいの大きさの樹脂になります。

ミルラの特性は、「固める・保護する」です。

優れた抗酸化作用により、
蜂蜜やコリアンダーと混ぜて軟膏を作って
スキンケアに使われていました。

また皮膚だけでなく、マウスケアにも◎

口内炎や歯肉炎などにも効果的で、
殺菌・消臭作用もあるので口臭対策にもなります。
マウスウォッシュとして使えますね。

東方の三賢人が、幼いイエスキリストに
黄金とともに捧げたと言われる
フランキンセンスとミルラのご紹介でした。

イエスキリスト誕生に思いを馳せて…

聖なるクリスマスの雰囲気作りに、
芳香させてみてはいかがでしょうか