歌詞
待ち合わせは2時間前で
此処に独り それが答えでしょ
街ゆく人 流れる雲
僕のことを嘲笑ってた
それは簡単で とても困難で
認めることで前に進めるのに
信じられなくて 信じたくなくて
君の中できっと僕は道化師なんでしょ
回って 回って 回り疲れて
息が 息が切れたの
そう これが悲しい僕の末路だ
君に辿り着けないままで
僕を乗せて地球は回る
何も知らない顔して回る
1秒だけ呼吸を止めて
何も言えず立ちすくむ僕
それは偶然で そして運命で
知らないほうが良いと知ってたのに
触れてしまったの 君の温もりに
その笑顔で その仕草で
僕が壊れてしまうから
回って 回って 回り疲れて
息が 息が 息が止まるの
変わって 変わって 変わってゆくのが
怖い 怖いだけなの
もうやめた ここで君を待つのは
僕が壊れてしまうだけだ
回って 回って 回り疲れて
息が 息が止まるの
そう 僕は君が望むピエロだ
君が思うままに 操ってよ
解釈
デートの待ち合わせ時間からはもう二時間が経過していて
それでも来ないあなた
これは、私がその程度の存在だっていうことでしょ?
待っても待ってもやってこない
二時間も立ちほうけている私を見る人たちの目が気になって仕方がなかった
『あの人に遊ばれているだけ』
それを認めるのはとても簡単だけど、認めてしまったらもう立ち直れない
だって、私はあの人が大好きだから
あの人もおなじくらい私のことが好きだって信じたい
なんとも思われてないなんて信じたくない
でも真実は残酷で
きっと私はあなたの中では都合のいいだけの道化師なの
信じて疑っての無限ループに疲れてしまったの
どうせあなたの特別にはなれないから
地球は私がどれだけ傷ついても泣いてても
知らんぷりして回ってるだけ
もう、帰ろうか
ようやく歩き始めた私が見たのはあの人が知らない女の人と手をつないで歩く姿
とても仲が良さそうで
思わず何も言えず立ちすくんでしまった
思えばあの人と出会ったのは偶然で
でもそれも仕組まれていた運命で
君のすべてを知りたいと思って
でもそんなことしちゃダメだってわかってて
でも、私に優しくしてくれたあの人のぬくもりに不覚にも惹かれてしまった
いまはあの優しい笑顔も、照れる仕草も、見るだけで胸が苦しいけども
ああ、信じては疑って、信じては疑って
繰り返すたびに胸が痛くて息ができなくなるの
でも、今の状況が変わってしまったら?
私はあなたなしでは生きていけないと思うの
あなたがいなければ生きていけないから
もう、待ち続けるのはやめよう
今度は待っているだけじゃなくて自分からもなにかしてみようと思うの
そう、今の私はあなたの望むピエロ
君が笑ってといえば笑うし、照れて欲しい時には顔を赤く染めよう
でもいつかは――
きみを、私のものにしてみせるから