夏休み…。

ディズニーランド、ディズニーシー、ユニバーサルスタジオジャパン、などなど様々なテーマパークが盛り上っていることだろう。

イスラ・ヌブラル島で起こった『ジュラシック・パーク』の惨劇から22年。
22年間待ち望まれてきたテーマパーク『ジュラシック・ワールド』。
今や世界中から毎日2万人の旅行者が訪れる人気のテーマパーク。




『ジュラシック・ワールド』の運営責任者のクレア。
美人だが、利益優先し、価値観が少しずれている…。

クレアの元恋人オーウェンは、元海軍で、小さな肉食恐竜ラプトルの調教師。
ラプトルに、「チャーリー」「エコー」「デルタ」「ブルー」と名付け、信頼関係も築いている。
この信頼関係が、この物語の大惨事をおさめてくれることになる。




この、恐竜のテーマパーク『ジュラシック・ワールド』に、クレアの甥、ザックとグレイの兄弟が遊びにやってくるが、クレアは2人に構う時間もなくアシスタント任せ。
アシスタントの側を離れ、2人は自由に、楽しく過す、、、はずだった。
「インドミナス・レックス」が暴れだすまでは…。


遺伝子操作によって生み出された、新種の恐竜「インドミナス・レックス」。

ザックとグレイの兄弟は、この「インドミナス・レックス」によって起こされる大惨事に巻き込まれてしまう!



〈ここからはネタバレあります〉

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「インドミナス・レックス」は、アマガエル、イカなど、様々な生き物のDNAが組み込まれており、それぞれの特性により、T・レックス以上の凶暴さ、人間を騙す高い知能を持ち、スタッフのミスもあり、「インドミナス・レックス」は隔離されていた檻から逃げ出してしまう。
そして、スタッフも襲われてしまう。

脱出後、体に埋め込まれていたGPSも、自ら取り出してしまう。






「インドミナス・レックス」を追い、戦わせるため、オーウェンの大切な、ラプトルを利用することになるが、オーウェンは、ラプトルを撃たないことを条件に、オーウェン自身も、その作戦に参加する。

しかし、、

「インドミナス・レックス」には「ラプトル」のDNAも組み込まれていた!

「インドミナス・レックス」は、「ラプトル」を味方にしてしまう。


ザックとグレイの兄弟、そして、クレアとオーウェンは、「インドミナス・レックス」に襲われそうになっていたところ、オーウェンの「ラプトル」のブルーが、「インドミナス・レックス」に牙をむく。
ブルーは、「インドミナス・レックス」に叩きつけられ、気を失ってしまう…。




その時、「ティラノサウルス・レックス」の存在を思い出したクレアが、
発煙筒を手に、「T・レックス」を呼び込む、、。
発煙筒に向かってくる「T・レックス」。
ハイヒールで、必死に逃げるクレア。


「インドミナス・レックス」と「T・レックス」の激しい戦い。
あぁ~、T・レックスでも敵わないか~、と諦めていたら、、、
気を失っていたブルーが、復活し、「インドミナス・レックス」に飛びかかり、「T・レックス」も持ち直し、これで一気に形勢逆転。
そこへ、海から表れた超巨大な水中恐竜「モササウルス」に「インドミナス・レックス」は襲われ、海の中に引きずり込まれてしまい、食べられてしまう。

「T・レックス」の後を追うようにブルーも何処かへ去っていくが、オーウェンと目を合わせ、オーウェンに何か語りかけているようだった。


人間のエゴで、恐竜を物同然に扱い、作り、「インドミナス・レックス」なる化け物を生み出し、その報いを受ける。
その一方、オーウェンと「ラプトル」との信頼関係も見ることが出来た。
人間、としても考えさせられてしまうところも多かった、、。


映画を通して、クレアの変化が面白かった。
物語が進むにつれ、クレア自身と、2人の甥と、オーウェンと、精神的につながっていき、人間的にも劇的に変化していく。

正反対の価値観をもつ、オーウェンとのやりとりも楽しかった。

フォーマルスーツに身を包んだクレアが、オーウェンに「どうやって戦うんだ?」と聞かれ、服を脱ぎ、シャツの裾を結び、袖をまくって、どや顔で、「これで」と言わんばかりの様子は可愛いかった。

随所随所の『ジュラシック・パーク』を思い出させるものもあり、ワクワクさせられた。

22年前の「T・レックス」の登場と、最後の雄叫びは、『ジュラシック・ワールド』の世界を引き立たせ、バッチリ締めてくれた気がする(^^)

『ジュラシック・パーク』を、『ジュラシック・ワールド』を観た後に、観るのも面白いかな。