気まぐれぱ~ぷるのうふふ

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その時感じた私のうふふな気分を書き殴り!
シニア生活・アニメ・ゲーム・美味しいものなどなど。
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ネタバレしています。ご注意を!n(_ _)n

さて主人公深水雛子考察。

とはいえ、ゲームが主人公目線で進むので、主観でしかわからないけど。


まず、深水雛子の家系にはたまに稀(希)血を持つ女性が産まれるようです。

その血は(多分邪を払う)力が強く、定期的に暴れる怨念まみれの八岐大蛇の頭である龍の復活を抑え込める血のようです。

行方不明者(多分過去に神隠しに遇った女性たち)の様子だとみんな違う名字なので、深水家だけに受け継がれてはいないようです(狐のお祖父様はこの村に現れると表現)が、狐神社の書庫に深水家のことも書かれており、何かがある家柄のようではあります。

雛子はその稀血を持ちます。


狐の神社の地下には布袋さまの庭?があり、怪我や病気、穢れも一発で解消する凄い水があります。それは誰にでも使いこなせるものではないものらしいのだけど、雛子は軽く掬って持ち歩いたり、呪われた刀をその赤い水に漬け込んでピャッと浄化したりします。やはりそれは彼女が稀血だからこそのようです。

また、そのような凄い水が染みでてくる戎が丘は凄く神聖(霊的力の強い?)な土地なのかもしれません。


まずここで私の実感する1960年代の話。

私の実母が雛子に近い年齢ですが、両親は東京に出てきてからの恋愛結婚だったので、本家に入らずにすんでます。が、母の姉妹の中には本家に嫁いですぐに子供ができなかったからと離縁された人がいます。

母は高卒ですが、姉妹で高校へ行かせてもらえたのは母だけです。(兄弟は通えた)

一方父は幼い兄弟姉妹達のために中学途中で都会に丁稚に出されたと言ってましたから、雛子の村より貧しいかもしれません。

この頃は地方の若者は続々と都会へ出ていき、核家族が形成されつつありました。戦時中まであった大家族制度の崩壊の始まりです。


1970年代に親戚の結婚式に出たことがあります。大きなお屋敷の大広間でした。

左右に両家が並んで座り、正面に新婚夫婦が座る、あの形式です。

知らない大人だらけでみんなに笑顔がなくて怖かったです。記憶を辿ると、両家の初顔合わせな披露宴だったのかもしれません。

花嫁さんも全く笑顔がなくて、知ってるお姉ちゃんじゃないようで悲しかったのを覚えています。お姉ちゃんは緊張してただけかもしれませんけどね(笑)


で、雛子ちゃんの話に移ります。


私のお姉ちゃん達どころじゃない、凄い良家の狐の結婚式ならば一層お堅く、冷たく、雛子にはとても怖かったでしょう。狐のお香作戦がなかったら、もっと早く逃げ出してたかも。

本当に雛子はデリケート…臆病だから。

あんなに鉄パイプを振り回せても、凛子や咲子より「腹を括る」のが下手な気がします。

頑固と本人は言っているけど、納得できないというよりは恐怖が先に立って思考停止している感じ。



狐の神社での儀式は

右腕を切って狐の腕に付け替える↓

「夫の右腕となって働きます」

であり、

背中に常喜家の家紋を焼き印↓

「夫の家を背負って生きます」

であり、

顔を剥いで狐の面をつける↓

「自分を殺し、夫の一族の者となります」

ということでしょう。

実際に焼き印などしませんが、本家に嫁ぐ者にはそれくらいの覚悟が必要な時代でした。

雛子のイメージの世界なので、その印象は少々粗っぽくて重すぎますが、大方当時の結婚のイメージに合っているのが怖いですね(笑)


女扱いが嫌いだった…という雛子の子供時代。

世間の押し付けてくる女という価値観=おしとやかで、家を支え、一族を繁栄させる、文句を言わない労働力、子供を産むもの、という見方に反感を持つ子供。

だが年月が経ち、からだの変化による心の異変が起きた時、

学校での孤立、母への反抗心、姉の不在で、「女である事」の考え方のアップデートができなかった(しなかった)雛子は、他の女学生のようには変身できなかった。


高校のうちに結婚の話が上がっているのに「お裁縫とか絶対習わない」って反発し、可愛い服を可愛いと認めつつも絶対着ないと突っぱねたり、まだまだ子供です。

そういうことをしてみても彼女は彼女のままなのですが、彼女は深水雛子であることに固執し過ぎているようです。

自分が女性であることを否定しない、と雛子が語るシーンがあります。でも、女性は可愛い服を着なくちゃいけない訳じゃなく、着てもいいんだ、とは考えられないようです。

拘りすぎ、なんですかねえ。


それでもそれは時間が解決する、よくある問題だったのですが、狐の常喜家に嫁ぐ事になったのが悲劇の始まりなのでしょう。

これが修の家だったら家柄の差も少ないし、修とは相棒だし、同じ戎が丘での暮らしだし、なんとか進めたかもしれない。

しかし狐んちはなんか全然違う家柄。

(深水家の借金をぽーんと支払えちゃう)

寿幸自身[外の子供]で正式な跡取りではなかったから、親戚からの風当たりは普通じゃない。

当主であるお祖父様の意向とはいえ、父と正妻たちの異常な亡くなりかたを知っている親戚は今後も何かと風当たりが強いかも。

そこの嫁ですよ?

信頼薄目の新当主の嫁、家柄の低い稀血だけが取り柄の娘。

誰だって震え上がる状況です。


真エンドで雛子は寿幸を認めてくれている唯一の味方の狐のお祖父様(全面的な味方ではないかもしれないけど、次期当主に寿幸を選んだ人)と戦い、喧嘩を売ってます。

「覚えておいて!私は大人しい嫁じゃないから」的なことを叫んだ気がします。戦闘中なので自分のプレイ動画では撮れてませんでした。

「寿幸さんの努力を嗤うな」という趣旨の発言は録画できてるんですが、簡単モードなのでその台詞が出るより前に倒せてしまって。確か実況者のどなたかのプレイで聞いたような…。

「今日は閉店だよ」に並ぶ名言です(笑)

この発言を聞いた時、納得して嫁に来てくれたら、すんごい強固な常喜家が出来上がってたかも、と思いました。

新当主の嫁で姑がいないですから、あっという間に女性陣のトップに立つ訳ですし。


真エンド↓
2人の雛子。
寿幸だけ、両手に花です(笑)
周回で後始末しまくった甲斐がありましたね
でも、お別れです。全員前向きだけど辛い


上の真エンドでは深水雛子、雛子両方が神社に存在し、自分達の為の「静かに考え事のできる空間」を拳で勝ち取ります。

そして、じっくり考え直したいから、と寿幸の元を去ります。

寿幸も、狐のお祖父様に操られての恋心だったのか確認したい、と。また、厳しい母の教育のために得られなかった子供時代を味わうべく、自分に自由時間を与えることにします。

このエンドでは修は出て来ないので、修には変化は訪れないのかな。(考え直すまでもなく修は未来永劫雛子第一でしょうね)


とにもかくにも、雛子は、「腹を括る」のが遅すぎる子ですね。

リアルタイムはどの辺で止まっているのでしょうか?やはり、式当日にやっちまってるんでしょうか?

だとしたら遅すぎるにも程がありますね。親に逆らえず、ここまで押しきられてしまったとはいえ…

いや、面と向かって自分の意志を確認してもらえるのはこの日しかなかった、と考えると、仕方ないのかな…

でも、迷惑ですね(笑)


結婚して過去を消す。

「殺す」という表現なのでギョッとしますが、結婚したら当然実家を出るし友人とは会えなくなります。それを「消す」ととるか「時間が止まる」ととるかは人それぞれ。

ここは何度も言いますが、あの時代本家に嫁いだら嫁には自由がありません。

姑次第にはなりますが、実家に帰るのは離婚した時のみ。友人と会うなんて許されることではなく、朝から晩まで夫と子どもたちのため、一族のために身を粉にして働き続けねばなりません。

大切な人々に尽くす、尽くしきる。

愛あればこそできることです。

(でも当時は、結婚相手でさえも親が勝手に決めていた訳です)


やはり、雛子にはきちんとした恋愛が必要でしたね。

それにはのような雛子への寄り添いと寿幸のような前へ進む導き、両方があれば良かったんだと思います。


(自分すら何度も倒す雛子)

さて真エンドで、神2派閥を力でねじ伏せた、やっぱりスゲー元陸上部員の雛子は、将来、何を選ぶんでしょうか。

何となくどちらとも結婚しない道を選びそうな気がします。

黒柳徹子さんや市川房枝さんたちみたいな、自分のしたいこと、やるべきこと、できることを一生懸命頑張る、あの当時の光輝く女性になろうとするのではないでしょうか。


個人的には寿幸と結婚して、狐一族の総力を背負い、あの狐の右腕で八岐大蛇をボコって浄化してほしいですね


↓真エンドのエンド


綺麗な霧の戎が丘。
美しいSILENT HILLで終わります。

初めて実況でこのエンドを見た時、
はあ?修は?この後どうなっちゃうのよ!?
と少々イラッとしました(笑)
自分でこのエンドに辿り着いたときには、
仕方ないなあ、よっく考えるのよ、
となりました。
 
最後の考察。
私たちは多かれ少なかれ自分を騙して生きています。心の中の全ての自分を納得させるなんてできやしないと思います。
雛子たちはあの空間から出てくることがあるのでしょうか…?