2016年6月3日、午後9時25分ごろ、ありすはお月様へと旅立ちました。
11歳と2カ月でした。
5月1日に、突発的に半身が利かなくなるという発作を起こしてから1カ月と少し、
ありすはその間、何度も危険な状態に陥りながら、
「ありす」と呼びかける私の声に応えてくれるように立ち上がり、
一緒に過ごす時間を必死に懸命に重ねていってくれました。
消えそうになる命の灯を、気力で燃やし続けてくれたありすに
「ありす、大好きだよ。ありがとう」
何度も何度も私は伝えました。
どれだけ自分がありすを大事で、大好きなのかを噛みしめながら。
ケージに帰ることを怖がり、部屋で横になっていることが多くなっていったありす。
少しずつ食べられなくなって・・・
でもバナナだけは、私が声を掛けながら持っていくと駆け寄って来て、欲しがり、
残さず全部食べていました。
月に帰る一時間前も、時間を掛けて食べてくれました。
生きようと・・・、生きることを諦めずにいてくれました。
最期の数日は、寝る事さえ出来ないくらいに苦し気で、
肩で息をするかのような荒い呼吸の繰り返し・・・
生きて欲しいと願うことは、私のエゴで、
ありすを苦しめているだけなんじゃないかと思えてきました。
最期の写真はありすが旅立つ3日前の写真です。
その後の写真は、辛くてその姿を撮ることができませんでした。
気が強くて、お転婆だけど、飼い主想いの優しい娘でした。
最期の最期まで、飼い主孝行の娘でした。
金曜の夜、夕食を食べ、片付けが終わって一息つくのを待っていたかのようでした。
9時20分過ぎ、これまでの発作とは違ってました。
徐々に全身から力が抜けて、前足の踏ん張りが利かなくなり、
身体が前へと崩れていくのを、堪えられない様子のありす・・・
慌ててありすに駆け寄り、旦那を大声で呼びました。
全身に力が入らないのに、それでも負けまいと体を起こそうとするありす・・・
上手く呼吸ができず苦し気で、
本当に苦しそうで・・・
見ていて辛くて・・・
「もう頑張らなくていいよ」
もがくありすを両手で支えながら、心の中でそう伝えていました。
それから間もなくでした。
ありすは月へと旅立っていきました。
最期の瞬間はとても穏やかなものとは言えないものでした。
最期の力を振り絞るかのように全身に力を込め、走り出そうとしていたありすは、
力尽きるその間際まで、生きようとしていたように見えました。
生きることを決して諦めていませんでした。
私の腕の中で時間を止めたありす・・・
あの日の事を思い出すと、今でも涙が溢れて来ます。
言葉では言い表せないくらいに哀しい瞬間でしたが、でも・・・
旦那と二人、ありすの旅立ちを見送ることができて良かったと
たくさんの大好きとありがとうを、ありすに伝えられて良かったと
今になって思えます。
あの日から一年・・・
一番大好きだったバナナを備えてありすに伝えました。
「今でも大好きだよ。
11年間一緒にいてくれてありがとう」
昨夜は旦那と食卓を囲んで、ありすのことを沢山話しました。
沢山の優しい思い出、全てが愛しいです。
ありすが居てくれて、今、来夢が居てくれる・・・
大事にしていきたいです。
長い記事になってしまいましたが、お読みくださいましてありがとうございました。
読んで下さる皆様の力を借りて、ようやくお別れまでの時を文章に残すことができました。
ありがとうございます。
来夢共々、これからもよろしくお願いします。



