最近ハマっているのが、時代劇専門チャンネルで
再放送されている
「三屋清左衛門残日録」
残日録とは日記のこと。
藤沢周平の原作のイメージを北大路さんが忠実に再現しています💕



主人公・清左衛門は、東北地方の藩の御用人の職を退き、隠居生活に入っている。
隠居といっても、当時の平均寿命を考えると、清左衛門は55歳前後と推定。
今ならまだまだ働き盛りの年齢。

脇を固める俳優陣も演技派でクセの強い人ばかりなのも、見どころポイント。
息子の嫁の優香が、賢くて可愛いくて好き💕
久しぶりに見た気がする原田大二郎や寺田農の登場は、昔お二人が好きだった私には嬉しい限り✨
老いた外見の分、ますますお芝居に深みが増しています。

清左衛門さんは御用人まで務めた、いわば武士のエリートだけど、
少年期に同じ道場で剣を学んだ仲間たちの、その後の人生は悲喜こもごも。
若い頃のスタートは前途洋々だったのに、
着いた派閥が派閥争いに敗れた故に、地位も家禄も没落した金井奥之介(寺田農)のエピソードは、やるせなさと哀しさに胸が締め付けられました。
日本の会社システムは、江戸時代から根本は変わってない気がする。

撮影は地元京都で収録されていて、ロケも京滋各地で。。
どこの場所かパッと見てすぐにはわからないけど、後でネットの解説で、あぁ、あそこね!と確認するのがまた楽しい💕
清左衛門さんのお家は、東映京都のスタジオ内にセットが作られてるとか。。

清左衛門さんのように、優しい家族に恵まれて穏やかに日々を送りながら、
他人に(社会)に頼りにされ必要とされるのは、現代にも通じる理想の老後なのかもしれない。
定年後の2年前から、第二の人生を送っているオットと重ねて観ています。

ドラマが大好評だったので、
9月には新作が放映だとか。
楽しみです💕