「家政婦-」など出演の市原悦子さんが死去、82歳

1/13(日) 18:47配信
日刊スポーツ
2時間ドラマ「家政婦は見た!」などで知られる演技派女優の市原悦子(いちはら・えつこ)さんが12日午後1時31分に心不全のため死去したことが13日、分かった。82歳だった。

【写真】樹木希林さん、河瀬直美監督と語り合う市原悦子さん

市原さんは16年11月に自己免疫性脊髄炎のため都内の病院に入院し、以降、芸能活動を休業した。

17年2月にはリハビリ専門病院に転院し、退院した後は都内の自宅でリハビリに励んでいたが、思うように回復せず、同11月には出演予定だったNHK大河ドラマ「西郷どん」のナレーションを降板した。

しかし、昨年3月、NHK「おやすみ日本 眠いいね!」内で担当するコーナー「日本眠いい昔ばなし」の朗読を自宅で収録。亀が人里へ助けを求めに行く「亀の使い」の話で、動物たちの声を6種類の声色で演じた。以降、月1回のペースで同番組の声だけの収録を自宅で行ってきた。最後まで女優として仕事を貫き通した。

市原さんは、早大を経て、俳優座養成所に入所。同期には大山のぶ代さん、ジェームス三木さん、冨士真奈美がいた。57年に俳優座に入団し、新人時代から度胸のいい演技で、舞台、ドラマ、映画で活躍。71年に退団後は、75年から約20年にわたって声を担当したTBS系アニメ「まんが日本昔ばなし」、高視聴率を記録した2時間ドラマ「家政婦は見た!」(83年~08年)、NHK大河ドラマ「秀吉」の秀吉の母なか役など、演技派の女優として人気を得た。90年には映画「黒い雨」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した。

私生活では、俳優座で同期だった演出家の塩見哲さんと61年に結婚した。子宝に恵まれなかったが、おしどり夫婦として知られた。12年に市原さんがS状結腸腫瘍の手術を受けた時も、塩見さんは病床の妻を支えていたが、14年に肺炎で亡くなった。直後から市原も心身ともに衰えを隠せなかった。
ヤフーニュースより

テレビを見ていたらテロップが出たので、本当に驚いて息ができなくなりそうでした。
私は小さいころに見た「家政婦は見た!」シリーズが大好きで、これがきっかけで、市原さんが出ているドラマや番組を見るようになりました。「家政婦は見た」や「おばさんデカ」のような、コミカルだけど抜け目ない役、「弁護士高見沢響子」の凛としてしっかりした役、本当に幅広い役をこなす素晴らしい女優だと思っています。
役者ではないときの天然さ、包み込むような温かみのある人柄も含めて、大好きな方だっただけに、近年の体調がすぐれないという情報に、いつかは、、、とは思いつつ、実際に、訃報を聞くとまるで親族を失ったかのような、喪失感があります。昨年の、大杉漣さんの時もあまりにも急な話でショックでしたが、昨年から名だたる役者が次々と亡くなり、頭では分かっていることですが、人はいつか亡くなるということを、改めて認識することになりました。。。うちの両親もいつどうなるかわかりませんし。
本当に82年間お疲れさまでした。どんなに市原さんに楽しませてもらったかわかりません。ありがとうございます。