伊「リチャード ジノリ」が破産
1月8日 14時32分
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イタリアの老舗陶磁器メーカー「リチャード ジノリ」が、長引く景気の低迷の影響などにより経営が悪化し、７日、裁判所から破産宣告を受けました。
日本にある「リチャード ジノリ」の子会社によりますとイタリアのフィレンツェにある本社から、７日付けで裁判所から破産宣告を受けたという連絡があったということです。
イタリアのメディアによりますと「リチャード ジノリ」は多額の負債に加え、長引く国内の景気の低迷により経営が悪化し、去年からアメリカの会社などと売却交渉を続けていたということです。
「リチャード ジノリ」は１７３５年にイタリアのフィレンツェで創業し、２７０年以上にわたって親しまれてきた老舗ブランドで、色鮮やかな果物が描かれた食器などは日本でも人気を集めています。
日本にある「リチャード ジノリ」の子会社の広報担当者は、「経営の引き受け先について交渉が進んでいると聞いており、日本での営業や販売は続ける予定だ」と話しています。
イタリアでは、信用不安の影響で老舗ブランドの多くが厳しい経営を余儀なくされていて、有名服飾メーカーの「ジャンフランコ・フェレ」も経営の悪化から去年、中東のドバイの服飾小売会社に売却されています。
イタリアのメディアによりますと「リチャード ジノリ」は多額の負債に加え、長引く国内の景気の低迷により経営が悪化し、去年からアメリカの会社などと売却交渉を続けていたということです。
「リチャード ジノリ」は１７３５年にイタリアのフィレンツェで創業し、２７０年以上にわたって親しまれてきた老舗ブランドで、色鮮やかな果物が描かれた食器などは日本でも人気を集めています。
日本にある「リチャード ジノリ」の子会社の広報担当者は、「経営の引き受け先について交渉が進んでいると聞いており、日本での営業や販売は続ける予定だ」と話しています。
イタリアでは、信用不安の影響で老舗ブランドの多くが厳しい経営を余儀なくされていて、有名服飾メーカーの「ジャンフランコ・フェレ」も経営の悪化から去年、中東のドバイの服飾小売会社に売却されています。
=NHKニュースWebより=
また高級食器メーカーが破産ですか。。。しかもそれはイタリア最大の陶磁器メーカーのジノリ。結構好きなんですけどね、ジノリの食器って。マイセンにも似たあの透き通る白磁、でもマイセンとはまた違った鋭さがあるリチャードジノリですが、やっぱり不況の波にはいくら名門ブランドであっても生き残るのが大変なようですね。イギリス王室ご用達のウェッジウッドですらリーマンショック後に破産していますから、しかも高級食器は奢侈品、選ばなければ100均でも売っているようなものが安くて数千円もするのですから、興味のない人には全く無縁の世界。ジノリはマイセン同様、イタリア生産にこだわっていた点で個人的にすごく評価していました。WWやロイヤルコペンハーゲンなんて、安いものはインドネシアや中国、タイ製なんてのがたくさんあります。よく頑張っているなと思ったらやっぱり暗い影が覆っていたんですね。
昨年から生産停止とのことですが、オフィシャルサイトでは新たなオーナーのもと今後も営業を続けるとのことなのでほっとはしていますが、ここを生かすも殺すもその買収する会社次第です。できればヨーロッパの企業がいいですね。磁器の価値を知らないアメリカやこちらは問題がいですが中国の企業なんてもってのほか。中国はブランドほしさに金にものを言わせてってことも無きにしも非ずでしょうから。。。どうかジノリらしさを失わないでこれからも美しい磁器を届けてほしいものです。