君津、姉を山林に置き去り事件のあの場所って……。 | Mrs.風来坊の足あと手帖

Mrs.風来坊の足あと手帖

千葉県を中心に、休日散策の記録を書いてます。
最近は御朱印収集に目覚め、神社仏閣巡りにもはまってます。

散策以外にモノ作りや日々の呟き事等も書いてます。
よろしくお願いします。

千葉県君津で、東日本大震災の時に被災して家が倒壊、生活に困った63歳の男性が体に障がいをかかえる同居の姉を山林に置き去りにして、その姉が山中で亡くなってしまうと言う事件がありました。

その姉は吊り橋の下の川で亡くなり、発見されたときには白骨化していたそうです。
発見されたのは2011年。今頃になって事件が発覚されたのは、その男性が生活に困って賽銭泥棒をし、警察に捕まり、その自供から分かったそうです。
被災した頃、役所の人が仮設住宅に入居を勧めたそうですが、それを拒否したとか。
本当に悲しく残念な事件です。

ところで、テレビのニュースで姉の遺体が見つかった場所として映った吊り橋……。
あれ?この場所、見覚えがあるぞと思いました。

気になったので自分のスマホのアルバムホルダーの画像を探してみたら、やはりあの場所でした。

この吊り橋の画像がニュースに流れてました。


吊り橋の下は七里川らしいです。
川が浅いときはトレッキングされる人もいるそうです。




回りはこんな鬱蒼とした雰囲気です。


そして山ビル天国。まむしもいっぱい生息しているそうです。
エタノール&ハッカ油の手作り虫除けスプレーを片手に歩かないと、いや、これを使っても完璧ではありません。
山ビルの危険にさらされます。(|| ゜Д゜)


あんた、何でこんな所をうろついてるんだ‼って思いますよね。(笑)
実はあの吊り橋の向こうは『追原(おっぱら)廃村』、昔村がありましたが今は誰も住んでません。
廃墟がポツンポツンとあるそうです。
そして神社だった場所でしょうか、樹齢800年を越える立派な楓の木があります。多分御神木だったのではないかと思いますが……。
その大楓ですが、あの場所に行った方のブログの画像を見て心を奪われました。
屋久島の杉を越えるのではないかと思えるぐらい美しい画像でした。
その方が行かれた頃は吊り橋も通行可能だったようですが、現在は吊り橋老朽化の為、通行禁止らしいです。立て札が立っているとか。
村への入口は、その吊り橋だけしかなく、ほんのチラッとでも楓の木が見えないかと、せめて吊り橋だけでも見てみたいと行ってきたわけです。ハイ!
川原にちょっと降りてみたら、ズボンの裾に山ビルが‼ 即撤退しました。

呪われた村とか、呪いの大楓とか、そんな噂もあり、あの場所にいくと良くないとか色々噂もあるそうですが、追原出身の方もご健在の様子ですので、ただの噂だと思ってます。
とても美しい幻想的な楓の木。この目で見れたら……。
ですが、ルートはこの吊り橋と、あとは山から東大の演習林の道しかないらしいです。
東大演習林は、特別な許可がないと通れません。楓の木が見たいからと言う理由では許可されないでしょう。残念です。
チラッと吊り橋を見たら何となく新しく吹き替えたのかとそんな気もします。
山ビルの冬眠時期になったらまた吊り橋を偵察に行こうと思ってます。

しかし、こんな事件がこの場所であったとは、衝撃でした。
悲しい事件です。亡くなられた方にお悔やみ申し上げます。