南房総市白浜の地層を楽しむ【ウォーキング編】 | Mrs.風来坊の足あと手帖

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今日は南房総市白浜の海岸沿いを歩きました。
この辺り一帯は、層になった岩が連なるように隆起した姿が見られるとても面白い場所です。

この辺りの地層について…。
『大規模海底地滑り地層』と言います。
紀元は400~100万年前の第三紀鮮新世~第四紀更新世頃と見られています。
水深1500~2000mの海底に砂や泥が堆積。
それから約200万年前に巨大地震が発生し、海底の地層が液状化し広範囲の地滑りを起こしました。
その時に半固状態だった地層が分断されたり、粉砕されて、混ざり合い回転するなどして混沌とした乱堆層になったと考えられてます。
房総半島沖は相模トラフトと呼ばれる構造線が走り、複数の海溝プレートが深海でせめぎ合い地震変動の激しい場所です。
その為に、関東大震災(1923年)、元禄地震(1703年)など、過去100年毎に発生している地震によって海底隆起が繰り返されて今のような形になりました。
隆起は7000年前の間に35m。世界1、2を争うほどの早さだそうです。

本日のウォーキングマップ。トータル3.9Km。足元が悪い場所を歩いたので少し疲れましたが、距離は少なかったです。



それでは大規模海底地滑り地層をお楽しみください。















こちらは地形を利用して作られた生け簀跡



磯笛公園にはこんなブランコが…。ここに座りながらのんびり海を見るのも良いですね!


磯笛公園
磯笛って、海女さんが海底から浮上して呼吸するときの音を磯笛って言うんですよね。写真では分かりにくいですが、街灯はヤシの木になってました。可愛かったです。写真にはありませんが道路沿いの街灯は、波と灯台(野島崎灯台をイメージしたものだと思います)の形をしていてこちらも素敵でした。


沖にタンカーが見えます


遥か彼方に野島崎灯台が見えます


この辺のロケ地マップがありました。


(番外編に続きます)