どこに行けば、自分を受け入れてもらえるんだろう。

そんな問いが、今日も胸の奥にぽつんと居座っている。


ふと見上げた青空。

その中に浮かぶ雲が、大きな翼の形をしていた。

まるで誰かが空に描いた「自由」の象徴みたいで、思わずこう願った。


「ああ、その翼を僕にくれないか?」


もし翼があったなら、ここじゃないどこかへ飛んでいける気がした。

逃げるんじゃなくて、探しに行く。

僕が僕のままでいていい場所を。


…でも、同時に思う。


翼があっても、どこへ飛べばいいのか分からないんだ。

行き先のない旅なんて、ただ空に迷うだけなのかもしれない。


だけど、

それでもいい。

今はまだ、空を見上げているだけでもいい。

きっとそのうち、雲の向こうに何かが見えると信じて。