ドームツアーが終わって1カ月半
経とうとしていますが
今更ながら
WE ARE BORNについて
語りたいと思います。
MV公開前にいろいろと書きましたが
今回は、MVではなく
歌詞や曲自体についてです。
オギャー!!
という産声から始まるように
「誕生」というものを
テーマにしている楽曲ですが
生まれてきておめでとう
というように
この世に生まれてきたことを
楽観的には捉えておらず
生まれてきた事を悲観的に捉えている
というのが
この曲の大きな特徴です。
僕は
この曲を聞いて
仏教の「四苦」というものを
思い浮かべました。
四苦とは、
「四苦八苦」という四字熟語の四苦ですが
仏教おける根本的な4つの苦の総称で
生・老・病・死
の4つが含まれます。
ここで注意すべきなのは
仏教おける「苦」は
単に「苦しみ」ということではなく
「思い通りにならない」
という意味であることです。
人は必ず、生まれ、老い
いつか病に侵され
そして、死にいたる。
人間であれば、生き物であれば
誰しもが免れないこの現実が
四苦です。
(詳しくは、苦や四門出遊とかで調べてみるといいでしょう)
押し出されて WE ARE ボーン!
不可抗力的運命コースター
No voice どこに生まれて
No choice 誰と出会って
結局 自分じゃ決められない
という歌詞は
そんな四苦の一つである
思い通りにならない「生」
を表現していると言えます。
No voiceとは、
発言権がないという意味です。
つまり、生まれた時
人は親や生まれてくる家を
選べないということです。
僕は、幸せなことに
他の親に生まれたかったとは
あまり考えたことはありませんが
もし、他の家に生まれていたら
もっと自由に生きられる部分も
あったかもしれませんし
もしかしたら、もっとイケメンに
生まれていたかもしれません笑
これを読んでいただいているみなさんにも
それぞれに生まれた時から持っている
宿命のようなものを
少なからず持っているかと思います。
そのような生まれ持ったものは
生まれる時、自分で決められず
生まれてくる
(生まれさせられる)
ということです。
WE ARE BORN
というタイトル自体が
受動態(受け身)の形に
なっているところからも
言えることかもしれません。
そして、生まれた後も
イージーには生きられないルール
の元
Hey Boy この世は無情
Hey Girl 孤独な戦場
やり直しのきかない サバイバル
Hey Girl 孤独な戦場
やり直しのきかない サバイバル
という、世の中を生きなければなりません。
人類みな元
Babyです。Babyです。
ベイビーなんです。
どんな偉くても
ハイハイハイしてたんです
ハイハイハイしてたんです
そして、それは
どんな人でも
程度は違うかもしれませんが
同じように生まれてくるのです。
非常にこの世に生まれていることに
嘆いていて、
テーマが重いなぁと
感じてしまいますね。f^_^;)
(こちらもここまで書くだけで疲れてしまいました。)
しかし、この世を悲観しただけで
終わらないのがももクロです。
何度も傷付き 裏切られても
希望を捨てない
希望を捨てない
失うものは ないんだから
怖いものナシ
怖いものナシ
断然 生まれ変わるように
恐れ捨てて 顔を上げて 行こう
されど無力 アイロニック
WE ARE BORN!
恐れ捨てて 顔を上げて 行こう
されど無力 アイロニック
WE ARE BORN!
そんな逆境である世の中に
まるで宣戦布告するかのごとく
WE ARE BORN!
私たちは生まれたのだ!
と、力強く歌っているのです。
その力はどこからくるんだ?
それは次の歌詞にあると思います。
闇の中 遠く見つけた 光(光へ)
憧れのまま
居心地のいい世界を
這い出してきたんだ
暗く狭い道を
(前へ前へ)
ひとりきりで
(次の世界へ)
受け身で生まれてきたのに
「這い出してきたんだ」
という部分が矛盾してるように
感じるところですが
受け身で生まれようとするときに
憧れを、光を見つけ
這い出してきたという
ことではないでしょうか。
この憧れや光は、
このアルバムのテーマである
「起きて見る夢」
と置き換えられるのではないかと思います。
つまり、
きっかけは受け身かもしれない。
生まれてきたこの世は無情で
生きていくのは辛いかもしれない。
しかし、生まれてきたことで
見た夢を叶えるため
顔を上げ、力強く生きよう。
というのが
この歌のメッセージではないかと
思います。
これは、ももクロにも
同じことがいえるでしょう。
ももクロの5人はアイドルになりたい
というわけではなく
きっかけは、大人の都合だったでしょう。
しかし、5人は次第に
紅白、国立、笑顔の天下
嵐やSMAPのようなアイドル
という夢を見て
それを叶えるために
成長・進化して来ました。
時には、
アーティストのような高度な楽曲に
映画や舞台の世界に
今までになかった新しい世界に
生まれてくるももクロは
壁にぶつかります。
しかし、そこから逃げずに
壁を乗り越え
夢に近づいて行きます。
そんな、ももクロらしい
真正面から現実に向き合い
前向きにそれを乗り越えていく
人生観が
この楽曲は表していると言えるでしょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。



