朝、目が覚めたら運命が変わっていた。

・・・ということありませんか?
私はあったんです(笑)

あれは先週の金曜日、朝7時過ぎにベッドの中で携帯のアラームを止めたその手で寝ぼけ眼でgmailをチェックしていたら、1通強力なエネルギーを発しているメールを見つけ、跳ね起きた。

ちなみに普段は朝からスマホでgmailなんぞ確認しない。どうせPCを開けたらすぐに処理するのだから。

そのメールを読むまでの8月の私は、人生初の入院というイベント(?)が到来し、「入院」「病み上がり」という言葉を免罪符に勉強をすっぱり中断して、徹底的にゴロゴロして過ごしていた。入院中も点滴を打っていただけなので、ご飯は本気で食べられなかったけど初日以外は割と元気で勉強しようと思えばできたけど、全然しなかった。ただ病院に持ち込んだ本が小熊英二と開高健とエマニュエル・トッドだったのはどう考えても完全に失敗だった。もっと軽い本にすればよかった(入院3日目に親に漫画を持ってきてもらったが、半日で全巻読破してしまった)。

この夏は論文3本書いてそれを博論の修正に活かそうと、すんごいやる気に満ち満ちた計画を立てていたけれど、それはすべておじゃんだった。

得たものは休息以外ないが、失ったものも特にない。
体調壊したのが8月でよかった。博論が終わってからでよかった。口頭試問が10月でよかった。前進すればするだけプラスになっただろうが、たとえ前進がかなわなくても誰にも何も迷惑をかけることのない夏休み中で本当によかった。

ラッキー!

すごい話逸れちゃったけど。
話戻るけど。

とにかく「自宅安静」の名の下にゴロゴロ過ごしていた私に突如雷が落ちたような1通のメールが舞い込み、一気にギアが変わって出力全開にモードチェンジしたのである。

そのメールが内容がなんだったかは、すべて首尾よくいってから改めて報告しようと思うが、とにかく私の運命を変えるメールだったことは間違いない。

進路についてのメールだったことだけ言っておきたい。

で、これから口頭試問がある10月と博論本提出がある11月に試験があり、それに晴れて合格すれば私は大きく飛躍することになる。

物事がうまくいくときには、たいていトントン話が進んでいろんなことが追い風に感じるように、今私はそのポストからものすごい追い風を感じている。

フランス政府給費生を受験した時も強力な目に見えないエネルギーを感じたけど、このポストにはもっと強いエネルギーを感じる。言いかえればビッグウェーブに乗ってる、みたいな。

なんかスピリチュアルな話でもうしわけないけど。
ともあれ、試験があるので試験には突破しなくてはならない。たしかにすべて神様がお膳立てしてくれてるような追い風感を感じるけど、試験だけはきちんと努力しなくてはならない。

そこでとりあえず喫緊で今私に必要なのは高度な英語力。
可及的速やかに試験合格レベルに引き上げねばならない。

それでこの6日間、本屋さんの大学受験用の参考書やTOFLEコーナーで問題集をみつくろって英語を猛勉強している。

私はフランス語を売りにしてて、まあ本当はフランス語もすごい上手なわけじゃないけど、フランス語で大学院の授業にヒーヒー言いながらついていことはかろうじてできるくらいのレベルではある。だからか、かなり多くの周りの人が勝手に私は英語ができると思ってる。「いやいや英語できないんですよ」といっても、「またまた。フランス語ができるんだから楽勝でしょ」と好き勝手なことを言う。

フランス語ができるなら英語ができる、という論理がちゃんちゃらおかしいことはフランス人のお粗末な英語力を見ればわかるはずだ。

悪いけど私は本当に恥ずかしいくらい英語が苦手だったのである。
驚くなかれ、都内有名私立大学(中堅やや上)に現役合格した大学1年の春、私のTOEICの点数はなんと315点!

それ以来こわくて受験していない。笑

とはいえ今の実力は冷静に見積もって、試験対策をしなければ500点くらい、ちゃんと試験対策をすれば800点くらい、というところだと思う。無論、これは私が思い描く「英語ができる」レベルよりはるかに低い。アカデミック界に生きてるので、TOEICではなくTOFLEの方が高い点数を取れる気がするけど、まぁいずれにしても大学教員にこれからなる予定の研究者としては、今の私の英語力がお粗末な仕上がりである事は間違いない。

大学受験以来、大学院の授業で英語を訳すとか、留学先の授業で250ページもある英語の本を1週間で読むとか、パリのインド館でインド人と英語で話すとか、パリでロンドンガールとランゲージ・エクスチェンジをするとか、毎日PodcastでCBCニュース(カナダの主要TV局)を聞くとか、そういう感じでしか英語に触れてきてなかったわけなんだけど、これを機に本気の本気で英語の苦手一掃作戦!

フランス語力の蓄積とフランス語習得ノウハウの蓄積と、その両方があるので超短期間の学習でも飛躍的に伸ばせる伸びしろは実は大きいという手応えを今感じてる。言い換えれば、今の私の英語力というのは十分に耕された肥料も豊富なからっぽの土壌みたいなもので、あとは苗を植えるだけなのだ。たぶんね。

というわけで、とりあえず今は、自分の実力がのびのび発揮できるように、穴になってる部分を短期間でなるべく埋めていく作業を急ピッチで進めています。

長文乱文失礼しました。
(論文と違って、思いつくままに無計画に書くから乱文になるのよね)

冬に合格したら諸々書きます。
ではまた。