子どもが

問題行動を起こしたとき。


「問題行動には必ず理由がある」

って私は考える。




「お母さん、いつも子どもの気持ち
 とか言ってますけど、

 子どもの話と私の話、
 どちらを信じます?」



長男が小学校低学年のころ、
担任にそう言われたなあ。


…そんなのわが子の話に決まってるじゃん。
どれだけの関係性作ってきたと
思ってんのよ。

そう言えなかったけど。




子どもは、自分のつらさや
理解して欲しかったことを話す。

担任は、起きたことを問題行動と捉え、
自らの経験に基づく主観を付け加えて
話す。

そんな感じだったなー




「お子さんがビクビクしてる状態は
 小さい頃に虐待をされた子に多いんですよ」


電話で何度も言われた。
あの人、最初の担任だったから、
小学校ってこんなこといわれるのか、
って。



キツかったなー。

つらかったなー。





子どもが成人になると、
思考はどんどん複雑になって、
心の裏側を見るのは難しいね。


でも、次男くんの心の中は

やっぱりもっと知りたいな。



どこまでいっても、
想像でしかないのかもだけど。



他の家族は、


やっぱり、起きたことしか見てない。


問題行動は問題でしかない。

だから時々言いたくなるんだよ。


「障害者で悪かったですね」って。




あー、こうやって書いていると、

あのときつらかったなーって事、

けっこう細かくしつこく
覚えてるもんだな。



長男が低学年って、もう20年も前だし!



言った相手は、
とうの昔にすっかり忘れてるだろう。



だから罪深いんだよ。

そして、もういい加減忘れたいわ。