昨日いった温泉の帰り道、岳君に、
「宿の人に俺、14日が誕生日って伝えた?」と聞くと
「え?伝えてないですよ」と
なんでかというと、宿に到着した日の夜に
「明日はパーティーだね!」と言われた。
おぉぉぉ、岳君が宿の人に相談してくれて、パーティーをしようってことに
なっていたんだ。と俺は思ったのだ。
え?じゃあなんで知ってるの?と思ったら、そういえばチェックインの時に
生年月日書いたんだった。 おぉすごいなぁ、良く見てるなぁ
なんて感心し、夕方、買い物等済ませてからの帰り道、
宿の人たちもバラの花なんか買ってきていて
おぉ、すごい!!こんな風に祝ってくれるなんて。。。 ここの宿で良かったぁ。
再び「今夜はパーティーだよ!」と話してくれる!
食事をとるスペースでは、風船で飾りをつけたり、ミラーボールみたいのくっつけたり
テーブルどかしたり、リンゴ入りのワインが用意されていたり。
キッチンを覗くと、鍋が4つ。 どんな料理が出てくるんだろうーーー
そんなことを思っていると、ハート型の風船を渡される。
おぉ、なんか盛り上がってきたぞ!!!
俺は急いで、スペイン語・英語・日本語で
「今日で僕は26歳になりました。 本当にありがとうございます。」
みたいな挨拶を作り
岳君の提案で、何か歌いましょうよ!となり、
スピッツの空も飛べるはずと
ブルーハーツの1000のバイオリンを歌うことに、
部屋で
「はーーーーい あくしょん!」とか言いながら動画をとって
出来を確認する。
君と出会った奇跡がこの胸にあふれてる。
まさにぴったりの歌詞だ。
さらに1000のバイオリンは
ヒマラヤほどの という出だしを ワラスほどのとアレンジをするなど
のりのりだった。
そろそろ、行ってもいいかな?とギターを持って下へ行く。
7,8人そろってお酒飲んだり、トランプしたり、音楽聞いたりしている。
おぉ、いい感じじゃん。
そして、しばらくスペイン語であいさつの練習をしたり、様子を写真で撮っている。
そんな感じで時間は過ぎていく。
30分 。。。
40分。。。
50分。。。。
1時間。。。。。。。
ここで、俺は異変に気が付く。
もしかして・・・これ 俺の誕生日じゃなくて
バレンタインのパーティー???
そういえば、俺自分がバレンタイン生まれだってこと
完全に忘れてた。。。。
岳君に、これ違くない?と聞くと
「いやぁさすがにそれはないっすよ」と言ってくれる。
うん、そうだ 確かに昨日 俺の方みてパーティーだっていってた。
さすがに、それはない、 ハートの風船まで貰ってるし。
が、1時間20分くらいしたときに
宿の人に聞いてみた。
「今日って何のパーティー?」
「へ?」みたいな表情をする宿の人。
「バレンタインのパーティー?」
「うん、そうだよ」
「あぁ、 si ! si! なるほどぉー」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ショックではなかったんだけど、なんだろ
この なんともやりきれない気持ちは・・・
全て俺たちの勘違いだった。
キッチンの鍋をみると、すべて食べ欠けで ほとんど、からっぽの鍋ばかりだった。。。
思い返すと、昨日から ちょっと期待していたのに。。。
おじさんがかっこよい服装してるの見て、 この人が俺に花渡してくれるのかなぁ。。。
部屋ので熱唱は。。。 ハイ、カット!! は。。。。
なんだったんだぁぁぁぁ笑
気を取り直して 岳君と 梅しそ味のパスタと味噌汁食べて寝ました。
26歳 とんだ、勘違いからの出だしとなった。
どんな年になるか楽しみだ。