どうも、あり丸です。

今日は抗不整脈薬であるジソピラミドに抗コリン作用がある理由を考察してみました。

抗コリン作用というのは、すなわちアセチルコリン受容体に拮抗する訳ですが・・・
(分かりやすく言うと、アセチルコリン受容体という入れ物に蓋をしてしまう訳ですが・・・。)

ま、見てみましょう。


まずはアセチルコリン



アセチルコリン


ジソピラミドはアセチルコリンに拮抗する訳ですから、似たような構造式になるわけですよね。

では、ジソピラミドを見てみましょう。


ジソピラミド

左側はイマイチですが、右側のアミンは似てますね。

でもイメージしにくいですよね。

そこで、ジソピラミドと似た構造式を持ち、強い抗コリン作用を持つものを調べてみました。
 
 
 



 
 
 
 
 
いましたよ。意外と近くにw
 
 

 

こちら!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ジフェンヒドラミン
 
 
 
 
抗ヒスタミン薬のジフェンヒドラミンです。
コイツ、抗コリン作用が強いことで名が知られてますが、ジソピラミドと並べてみると・・・めっちゃ似てますよね?

 
これでジソピラミドの抗コリン作用がイメージできると思います。

でも不思議ですよね。
ジフェンヒドラミンで抗不整脈作用なんて聞いたことありませんよね。

おまけに。
抗不整脈薬の抗コリン作用持ちで有名なコイツも紹介。


シベンゾリン

余り似てる感じがしませんが、ベンゼンが枝分かれしてる部分は似てますね。何か意味があるんでしょうか?(笑)
不思議な構造式です。
(これでアセチルコリンをイメージするのは無理ッスw)

そこで、教科書(New医薬品化学)にて抗コリン作用について調べてみると・・・

『かさ高い置換基を持つ窒素原子とエステル結合がー(CH2)nーを介して結合している。n=2のものが多いが、n=3のこともある』

とのことでした。

ん?エステル結合なんかないぞ?

トリヘキシフェニジルもピペリデンもエステル結合ないからなー。

 
取り合えず、かさ高い置換を持つ窒素原子とー(CH2)nを見たら抗コリン作用を疑うべきか?

謎が深まるばかり。

きちんとした構造活性相関の資料を見たいな。

どろん。