ジャスミンの枝、泉のほとり

ジャスミンの枝、泉のほとり

乳がんサバイバーへの挑戦

声の表現への挑戦

歌いつつ歩まんハレルヤ!ハレルヤ!


2010年 9月 乳がん告知 ステージⅢa
2011年 16クールの抗がん剤後 左乳房全摘出
ホルモン療法開始

2011Xmas キリスト教受洗

グループホームに母が入居して一年が経った。


納得して入所したわけではない。


半ば騙すようにして連れて行き そのまま1年間一度も家には帰っていない。


一度家に連れて帰ってやりたいと思っていたので 施設の担当者とも相談の上 一時帰宅してみた。


足元がフラフラしているので 目を離せない。


抱えるようにして家に入る。


いつも座っていたリビングテーブルへ。


食器や人形や写真や 母が書いたお習字を見せる。


あまり喋らず 反応も薄い。


何十年も朝から夜までお客様の髪をカットしたりパーマ当てたりしていたお店


ところが「行きたくない」「嫌だ」


この反応はショックだった。


好きで美容師になったのではない 一家の大黒柱として収入を得る仕事を選択した母の思い


もうホームに帰るね あそこでずっといるね と。


一年前 こうなることを願っていたのに あまりにあっさりとした母の様子に涙が出てきた。


自分勝手だね 私。


ありがたいことだと思わなきゃね。


ホームの職員さんに感謝。


主に感謝!


穏やかで明るい時間が少しでも多くありますように。