今年の夏、前夜祭で一夜限りのセントラルが実現できました。

実現にご尽力頂きましたすべての皆様に あらためて御礼申し上げます。


久しぶりの鼻立てメイク、しっかり白をきかし、赤を目のはじに入れて、

時間と体中の血が懐かしい時代へ逆流しました。

懐かしい仲間たち、小さな子供達もパパに?!


MC紹介の後、ステージにあがると、観客席から温かい歓声が。

その声に、今までの数年間が一気に思い出されて、

みんな溢れる涙をとめる事ができませんでした。

ふせめがちにあごを引いて笠にかくれて、泣いていました。

あちこちから「やばい…、やばい…」と感動のささやき声がたち、その声にまた涙が…。

音が始まるとともに動き出した体は、須賀先生との時間を思い出していました。

もうあの頃ほど若くない体ですが、不思議な力がわいてきて、

踊れる喜びと、感謝を満身にたぎらせたくさんの「想い」を踊りきりました。

そして、なにより嬉しいことは、あの頃一緒に踊った仲間が居る事です。

まさか、もう一度一緒に踊れるとは思ってもみませんでした。


今年の夏踊ったのは94でしたが、

私がセントラルチームの踊りを踊ったのは、91が最初でした!。

振付けの時、須賀先生が「ここは歌いながら踊る。 

♪高知の城下へきてみいや~~」と振りつけました。

内心「新しい~。新鮮や~」と嬉しくなって、ミュージカルよろしく

ひときわ大きい声で歌いました。(今思えば、ちょっと恥ずかしい…笑)

この夏も熱い練習を無事終了し、最終練習を終えて須賀先生が帰ってくるなり、

「本当に、みんなよく練習してくれた。振り付け師冥利につきる。もうこれでよさこい

終わってもいいくらい満足や。有り難い。アタシは本当に幸せもんや」

と話していたのを覚えています。


そして、本番。踊り終えた翌日(だったと思います。若干記憶に自信がないのですが…)の

高知新聞にセントラルの記事がのりました。

内容は、「初めて踊りをみて感動した。よさこい祭りも一つ進化したように思う」

そんな内容だったと記憶しています。観客の方の投稿記事でした。

「須賀先生、すごい!やった~」と心の中でガッツポーズをしました。

この踊りを当時北海道大学の長谷川岳くんが見ていました。

翌年の6月、この踊りを北海道で踊るなんて本当にびっくり。

このころから、びっくりな事がものすご~くたくさんおこりました。

そうそう、この年は衣装もびっくりでした。同じ形ですが、全員生地の柄が違う。

京都から、反物を仕入れて法被をつくりました。

まるで、あじさいが咲いたようにはなやかな風景。

本当に先生の発想はびっくり箱です。

なにが飛び出すか…。ドキドキものです。


その次は…、

ってこの調子で書いたら終わりません。

今日は、このあたりで。

またびっくりはなし書きますね。