先日の皇居東御苑でこの楠を見たとき

 

 

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この絵本が浮かんできました。

 

 

 

絵本を開いて

ガーーーーン!!

あ~そうだった、そうだった!!

 

私は大きな大きな木の

上を見上げるばっかりで

「根っこ」を見ていなかった。

まずは、「根っこ」だよね。

 

たっぷりと はなしをためている

おおきな木のねっこ

いちばん ちからもち

木のねっこは

あさ ひる よる

つちのなかから

いつも しずかに

みずを すいあげている

 

そらへ のびる

木のみきも えだも こずえも

はっぱも はなも みも たねも

ねっこから みずを うけとっている

木が おおきくなったのは

ねっこが みずを

しずかに ぐんぐん

すいこんだからだ

 

 

 

 

 

 

おおきな木は

そらを みあげながら

かぜのうたを

きいている

おおきな木は

そらが だいすきなのだ

 

******

 

木のこぶこぶ

木のこずえ

木のめ

わかば

 

もう何度見ても

何度も感動してしまう

画がこちらに迫ってきます

 

 

そして、いつも上っ面の見方しかできていない自分を省みる・・・

 

折り込みふろくの

「絵本のたのしみ」に載っている

作者(佐藤忠良)のことば、

作家インタビュー・彫刻家 佐藤忠良のまなざしの文章も読み応えあり。

佐藤忠良さんの人となりがよくわかります。

 

木島始さんの文も、いいなあ~と思う。