みつはしちかこさんの
漫画『ちいさな恋のものがたり』が好きでした。

(のっぽのサリーとちっちゃなチッチの恋のものがたり)

中学の時、はじめて知って(すでに何巻か出版されていました)、それから毎月なけなしのお小遣いで買って揃えていきました。

漫画も好きでしたが、その漫画の途中、途中に載っていたポエムのような詩と絵が好きでした。

今日も中央図書館へ行き、その時この詩集を見つけて、ひゃっ!とひとりで喜びました(笑)

 

こちらは裏表紙の写真

  名前を呼ぶだけで胸が痛くなるような人がいますか

 

 

ものすごく懐かしい詩がありました。

 

その中から

 

   

 

 あなたの歩く

 道ばたの

 わたしは小さな

 花になりたい

 まいにち

 まいにち

 あなたのあし音を

 たのしみに

 いっしょうけんめい

 咲いていたい

 

 ・・・・・・いつの日か

 あなたが

 わたしに気づき

 たちどまって

 摘みあげてくれる

 その日まで

 わたしは小さな

 名もない花で

 いたい

(10代のころ、わたしもこんなかわゆいこと思っていたことを思い出しました笑)

 

 

 

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さみしいときに思い出してほしい

なんの力にもなれないけれど

さみしいときに思い出してほしい

 

だから

あなたの前では

わたしはいつもほほえんでいたい

(できてないけれど、このことは今もよく思っています)

 

 

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そして、自宅に帰って、今もとってある昔の書き写しノートを見てみたら、みつはしちかこさんの詩ノートも2冊ありました。

 

その中から

 

 

 

秋は読書

窓べでひとり

風に吹かれて

見知らぬ国の

見知らぬ人たちと

しばし

心を通わせる・・・・・

 

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よろこびのうしろに

かなしみがいる

涙のとなりに

微笑みがいる

神さまのつくった

ちいさな人たち

 

だまってあおい

空がある

だまってゆれる

花がある

 

 

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ひとりぽっちで倒れそうになったら

いつでもここへいらっしゃいな

ヒメジオンがふわふわしている

ツリガネ草がリンリンしている

コスモスがゆらゆらしている

枯草がクスクスしている

イヌフグリがキラキラしている

いつでもなつかしい季節がいる

わたしたちの原っぱへ

どうぞ そのままでいらっしゃいな

わたしたち だれもが

いつか あなただったことを

覚えているから

わたしたちの原っぱは あなたの原っぱ

泣きたかったら 思いきり泣いて

倒れそうだったら そのまま倒れちゃって

大丈夫

いつか涙は かわくから

倒れたままではいられないから

あなたは又元気になって

草むらの中から立ちあがるわ

そしたら又

わたしたちと遊ぼう

わたしたちと踊ろう

わたしたちと歌おう

あなたとわたし

手をつなげば

わたしたち!!

 

 (今、読んでもキュン!とします)

 

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午前中、中央図書館でうろうろ

そして近くのcafeで一人ランチ

 

 

 

 

 

 

 

それから裏手にある公園へ♪

(緊急事態宣言も解け、台風一過でお天気もよく、

家族で、またカップルで、ボートをこいでいる方々が多くて、この風景をベンチでぼーっと眺めているのが、ほんとに気持ちよかったです)

 

 

公園を一周散歩して、また図書館に戻って(うろうろ探す時間ばっかりであんまり本は読んでましぇん)帰ってきました。

 

もっともっと広い自然の中に行きたい気持ちもあるけれど、

一日こうやって出かけられるようになったことが感謝です。

ぜいたくな時間でした。