七夕の日

今年も北野武さんの

「ほしのはなし」を読みたくなり、

 

 

先ほどアップしました。

 

そして、夕食後、家族に見てもらいました。

 

2年前にこの絵本と

「新しい道徳

  ”いいことすると気持ちがいい”のはなぜか」も

一緒に読んでいたみたいだったので、

 

 

 

 ↓

 

今年も本棚から北野武さん(ビートたけし)の本を探したら、

詩集があったので、再読しました。

 

 

 

 

 

 

 

ビートたけし詩集

「僕はバカになった。」

 ビートたけし

 祥伝社黄金文庫

 平成12年(2000)2.1.初版 より

 

 

・死んだ犬

 

いんちき芝居の緞帳(どんちょう)上げて、大見得きって身を躍らせる

浮いた時代の、人生論は舵の効かない帆掛け舟

愛につまずき、自分に吐いて、時の流れに身を任す

走る時代の歯車ならば、人に隠れて、生きるのも良し

涙も見せず、笑いもせずに、届かぬ愛に身を凍らせる

醒めた時代の、優しさは、浮くに浮かばぬ泥の船

強く生きよと、母の声、死ねと教えし、父の顔

何のあてない人生なれど、死に場所探して、生きるのも良し

 

 

・魔法の言葉

 

鳥のように、自由に空を飛べたら

魚のように泳げたら、なんて思わない

自由を楽しむ生きものなどいない

生きて行く事は、つらく、悲しく、目的も分からないものだ

しかしそんな気持ちを吹き飛ばす、彼女の魔法の言葉

あなたが好きです

 

 

 

・騙されるな

 

人は何か一つくらい誇れるものを持っている

何でもいい、それを見つけなさい

勉強が駄目だったら、運動がある

両方駄目だったら、君には優しさがある

夢をもて、目的をもて、やれば出来る

 

こんな言葉に騙されるな、何も無くていいんだ

人は生まれて、生きて、死ぬ

これだけでたいしたもんだ


 

 

・宇宙

 

人が生きていく事は

大変なのか、簡単なのか

分からない

大きな夢や、目的を果たせず死んでいく奴

他人が見たら、ちっぽけな事で

喜んだり、悲しんだりする奴

でも、それらを比較してはいけない

この世界には、人の数と同数の宇宙が在る

人はそれぞれ、自分の宇宙で生きている

他人の宇宙を知ろうとしてはいけないかも

 

 

*****

 

私は、ツービート時代

「横断歩道 みんなで渡れば 怖くない」とか

高齢者をバカにされてる発言が多い気がして、

ものすごくいやな気持ちになってたのを覚えています。

 

交通事故で瀕死の重傷を負われてから、

あれ?人格が変わった?

と思っていたのですが・・・

 

絵本や詩集を

驚きと共に拝見し

わたしが

この方のもともとの本質を

見極めることができていなかった

だけなんじゃないかと思いました。

(私はテレビをあまり見なくなったので

最近のたけしさんを

ほとんど知りません)

 

「僕は馬鹿になった」の帯の

故さくらももこさんのことばを

載せておきます

 

 

 たけしさんは、

すごく照れ屋なので、

すぐ笑いの方向に

もっていってしまうけれど

本当はやさしくて正直で

真剣に生きていることを、

みんな知っててそれでみんな、

たけしさんのことを

大好きなんだと思います。

          さくらももこ

 

 

ごめんなさい。

遅ればせながら

知れてよかった!と思います。

 

 

 

 

 

大切なものは目にみえない・・・