七夕の今日

今のわたしにとって

やっぱり今年もこの絵本

 

 

 

絵本「ほしのはなし」

北野武

ポプラ社

2012.12初版

 

 

 https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=89751&spf=1

 

 

 

 絵本ナビのみどころより

 

「なつやすみ、ぼくは、ひとりでしんかんせんにのって、おじいちゃんのいえにいった。

きょうねんのふゆ、ぼくのだいすきなおばあちゃんがなくなってしまったから、おじいちゃんはひとりでくらしている。

そのよる、ほしぞらをみあげながら、おじいちゃんがはなしだしたーー。」

 

横型の絵本を手にとり、2回横に開くと、さらに上に広がる不思議なスタイルであることに驚きます。

描かれているのは、おじいちゃんとぼくの後姿。そして満点の星空。

 「人はみんな、自分の星を持っているんだ。」おじいちゃんは、あれがおばあちゃんの星だ、と夜空に輝くひとつの星をゆびさします。

おばあちゃんだけじゃない、おとうさんの星もおかあさんの星も、おまえの星だってあそこにある。

だから・・・いつだってひとりじゃないんんだと。

 

星でうめつくされた群青の空は、さらに縦に大きく広がり、両手で抱えきれないほどになります。

本書は2013年に行われた第47回造本装幀

コンクールで「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞。

じつはテレビ、映画、美術など多方面で才能を発揮している北野武の、初の絵本作品なのです。

 

映画の作中画などで、これまでに北野武の絵を目にした方もいらっしゃるかもしれません。

絵本としてのスタイルをぶち抜き、圧倒的な夜空を味わうためだけに本書を作ったと言えそうな、すばらしい試みを堪能できる一冊です。

ちなみに「あれは織田信長」「あれは坂本龍馬」と、クスリと笑える北野武らしいセリフもあります。

 

だれかに、あなたを想っているよ、と伝えたいとき。この本はいかがでしょうか。

プレゼントにふさわしい、夏の夜空をまるごととじこめたような絵本です。

(大和田佳世 絵本ナビライター)

 

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2012年初版ですが、

私がこの絵本を知ったのは

2年前だったのかな?

感動したものは、誰かに伝えたくなる、わたしの性。

 

元職場の高齢者さんたち始め、絵本cafeで、会うお友達に、

嬉しっくって何度も読んだ記憶があります。

 

 

今年は家族に読もうかな。

星が見えても見えなくても

雲の上は満点の星空☆

 

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は

取り扱い注意の絵本かな。

でも取って一枚一枚ドキドキ広げながらの

驚きの銀河の世界は圧倒されます。

おはなしかいなどでは

小さなお子さんから、ほんと高齢者の方々大人まで

幅広年齢の方々に喜んでいただけると思うし、

前のめりに引き込まれる素晴らしい画だし

内容もすごく深いと思います。

 

亡くなった人たちとともに、

生きているわたし達、自分の星も

同じ夜空にあるっていうのが、いいなあ~と思いました。

 

 

 

 

 

なんで、絶版なの???

再版希望の絵本です!!

(再版待てなくて、リユースで購入したけど・・・)

 

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2年前、この絵本とともに読んだ

北野武さんの本

「新しい道徳

  ~「いいことすると気持ちがいい」のはなぜか~

もよかったです。