今年はじめて

とうもろこしを食べました。
 
大好きな絵本なんだけど
いっとう好きな絵本なんだけど
 
6月になったら特に
なぜか夏野菜が美味しそうに
お店に並んで来たら
特に読み返したくなる絵本です。
 
まど・みちおさん 文
斉藤 恭久さん 絵
「いっぱい やさいさん」
 
 
 
きゅうりさん
たまねぎさん
らでぃっしゅさん
とうもろこしさん
ほうれんそうさん ほか
いろんなやさいさんたち
みーんなみんな
 
それぞれが
それぞれの野菜らしく
いることが
うれしい!!と
うたっています
 
だいすきな
じぶんにしてもらって
ありがとう!!って
かんしゃしています
 
どれも
ツヤッツヤで
瑞々しい野菜さんたちのそばには
必ず虫たちも描かれています
 
きっと
美味しいってわかるのね〜
 
 
*****
 
私はずっとずっと
自己肯定感が低くて
勝手に落ち込んで
苦しんでいました
 
この絵本を
はじめて読んだとき
 
「わたしもこんなふうに
思えるようになりたい!!」と
切に思い
 
それから
 
「こんな凸凹のわたしのまんまで
いいんだなあ〜〜」って
思えるようになってきました。
 
 
私にとって
大事な大事な一冊です。
 
 
*****
 
この絵本に寄せる
まど・みちおさんのことば
 
『この地球上にはさまざまな生き
物が生かされています。この数かぎりない生き物の中のどの一つとして、自分が自分として生かされていることを幸せに思わぬものはいません。みんな幸せに思い、誇りに思い、嬉々として他者とは違う自分の個性を発揮しあって生きています。
  野菜とてこの生き物の本質は同じでしょうが、人間が野生の草から自分の食糧用に生み出したのが野菜です。で、人間のひとりである私には特別の思いがあります。でもこの本の読者は幼児ですから、それは抑えてこのネームを書きました。』
 
 
このような素晴らしい思いを
凝縮させたエッセンスを
 
生きていく上で
根底に必要な
大事な大事なことを
 
それはそれはやさしく
幼児でもだれでもわかる
短いことばで
書いてくださっています。
 
 
オトナになっても
2.3分で読めて
自分が好きな時に
何度も読み返しできる
絵本というのが
またいいんです。
 
(ここに出てくる
「とうもろこしさん」は
秋のおやさいになってるんだけど
どうしてなんだろう⁇)