暮れなずむ
街を見た




三日月が
笑っていた





遠距離恋愛をしていた



北と南の恋だった



長崎を観光して
稲佐山のホテルに
泊まった



そこから見た
夜景を思い出した



あの頃は
携帯電話もなかったから
固定電話で長電話



電話代は
飛行機往復
できたくらいだった



お互い
親元から離れられず
2年で遠距離恋愛は終わった



とても優しい人だった


私はわがままだった



今彼は
幸せだろうか…


多分
幸せだろうな