もう、夏が終わろうとしている今日この頃、スーパーで、ところてんを見かけて、父方の祖母を思い出しました。
父方の祖母…ばっちゃんは天草から、ところてんを作っていたんですが、固いけどツルツル喉ごし良くて、とても美味しかったんですよね。
木のつき棒で、二ュルッと出すのが楽しくて、従姉妹達と取り合いでした。
三杯酢の配合も美味しかった、ばっちゃんのところてんを無性に食べたくなる夏…
スーパーのところてんは、どうしても食べたい時は買いますが、やっぱり、ばっちゃんのところてんじゃないと食べる気がしません。
もう、ばっちゃんは亡くなってるので、ばっちゃんのところてんを食べることはできません。
自分で天草を買って来て作ってみたものの、違う…。
あの、ばっちゃんのところてんを食べたくなるのは、私だけではないんですよ。
あの味で育った者は、皆、ところてんと言ったら、ばっちゃんのところてんの話が出ます。
ほんと美味しかった。
ばっちゃんの、ところてん。
いつかの夕暮れに見た景色