義弟の家に保護?された旦那さん…
私はすぐに職場に休みを申請して、チケットを取り、旦那さんに内緒にして義弟宅に向かいました。
途中何度も旦那さんから着信がありましたが、あえて無視しました。
義弟宅に着くと、旦那さんは飛んできました。
声で私だと気づいたようです。
明らかに顔つきが違う旦那さんを病院に連れて行きたくて、病院を調べました。
ピンときた病院を予約して、もともと通院している病院からカルテを送ってもらい、病院にはもう行かないと言う旦那さんを、だましだまし連れて行くと、旦那さんは医師に、
「大丈夫なのに連れてこられた」
医師は「大丈夫じゃない!!僕はずっと貴方を診てあげられない、だけど今の貴方はちゃんと状態を言って、ちゃんと薬を飲まないとダメだよ!すぐに帰りなさい!薬を処方するから帰ったら、すぐに病院に行きなさい!」
旦那さんは萎縮していました。
処方された薬をちゃんと飲むと落ち着き、義弟宅で一晩過ごして、私達は自宅へと向かいました。
帰りは、ずっと手を繋いでいました。
私は、旦那さんの留守中に違う精神病院、心療内科を探していました。
これまた、ピンとくる病院があり、今の病院から必要な物を用意してもらい、転院しました。
大正解でした!!
丁寧に話を聞いてくれ、薬の処方も良く、快方に向かいました。
それは7年前で、旦那さんは今でもこの病院に通院しています。
反復性の鬱病との事で、薬は一生飲まないといけないかもしれません。
医師は、旦那さんの調子を良く診ていて、無理やりな減薬はせず、ゆっくりゆっくり減薬をしています。
私も7年前から、この医師に診ていただき、あえて病名をつけるなら「不安症」との事で、不安感が強い時だけ薬を飲んでいましたが、今は薬は飲んでいません。
不安感がなくなったからです。
心の病…
誰でも罹りうる病気です。
あなたが、あなたの家族が、友人が弱いからじゃありません。
心の病に偏見がある人もいるかもしれません。
癌は哀れみをもたれ、心の病は引かれる…
命と隣り合わせなのは、癌も心の病も同じだと思います。
癌を患い死の恐怖で、心の病に罹る方もいるそうです。
亡くなった私の友人が末期癌で闘病中、医師から場合によっては精神薬を処方すると言われていました。
もし、近しい人が心の病を患っているのなら、病状もあるかもしれませんが、薬でダルく動けないようなら、その薬は合っていません。
それが、精神病院はダメだと、精神薬は飲むものではないという誤解になっているんです。
薬で動けない、その旨を医師に伝えましょう。
まだ病院に行っていないのなら、悪化する前にすぐに行きましょう。
あなたの、あなたの大切な人の命を守りましょう。
医師がちゃんと話を聞いてくれないのなら、別の医師を探しましょう。
精神科はデリケートな領域…患者の心の声をちゃんと訊かない医師は、精神科医ではありません。
もちろん、あなたも隠さず医師に話さなければ、医師は的確な薬を処方できません。
生きる力、その力が、あなたにはあるはずです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
輝く太陽のように笑える日がきますように…