愛してるバカな女よ
愛してるバカな女よ
聞いてくれる
わたしは今まで
生きてきて
こんなに寛容に
なったことはなかった
エンジンかけたまま
あなたに会いに
きただけよ
もしもう一度あなたに
やり直すチャンスを
あげれば
どうするのか
と思って
だからここまで
やってきた
ケイティーに
こう言われたんだけど
「会いに行ったって時間のムダよ」って
彼女の言う通りね
わからないわ
手を血に染めたまま
あなたはくりかえし
わたしに嘘を
つこうとしてる
どうしてなのか
わからない
もうバカバカしいわ
わたしは馬鹿じゃない
だから見下げたように
話しかけないで
愛してるバカな女よ
それでもあなたを
愛してる
でももう耐えられない
まちがってるかも
しれないけど
馬鹿じゃないわ
わたしの
新しいニックネームは
バカな女ね
「どうしちゃったの」
って友達も
言ってるわ
わたしが電話ごしに
泣き叫んでるのを
彼女たちに見られると
みんなに言われる
「もう忘れなよ」って
彼は相応しく
なかったのよ
「あなたこそ」
なんて思ってた
でもわたしの
勘違いだったのね
わたしが求めてるほど
彼は求めていなかった
浮気しようと
たくらんだり
「ねえ どうしてあんな男に時間をムダにするのよ あんな男は似合ってないわ」
あなたに言われること
もう聞きたくない
わたしはあなたに
嘘ばかりつかれる
どうしてなのか
わからない
上手く
いかせようとしてる
でもあなたは
サイテーな男のまま
わたしって
なんてバカな女
そんな男を
手放せないなんて
でもわたしは
もう「馬鹿」を卒業よ
あなたはずっと
この関係を
当たり前のように
思ってた
わたしが去って
いなくなって
あなたはやっと
気づくのよ
わたしが唯一の
女だったってことに
ほんとに
「馬鹿」なのは
どっちかしら
いいえ わたしは
「愛してるバカな女」
なんかじゃない