こんにちは…

 

 「家」のブログでムダ話をしたら「スキー」の思い出がよみがえってきました…

年をとるといろんなことがフラッシュバックします…困ったもんですが、そんな思い出も一人暮らしの楽しみにもなります…! 若者よ「人間歳老い易く学なり難し」…それも思い出です!

 

 そのスキーですが、ハワード・ヘッドが自ら創った「HEAD」スキーは全てが金属製でした…滑走面は確か銀色の酸化アルミナ(?)で、その硬さを証明するのに彼自身がピストルの実弾を打ち込んでいた雑誌写真は僕には衝撃的でした…さらにエッヂは航空機のような一本ものでこれにバネの機能をもたせて復元性を高めています

その後テニスに夢中になった彼は、ボールに当たらないからと頭にきて(誰にでも覚えがあるんですが…)ラケットを大きくします…デカラケPrinceの誕生です…その後もボールを打ち出す練習機(これもPrince)を作って、「遊びと」「便利さ」を合体させて簡単に誰もが「楽しめる自由さ」を作ります…どんなことも当たり前と考えない科学者の柔軟な発想は「モノ」つくりの原点はアメリカだゾという、スゴさを見せつけました…!

 

 当時のアメ車は、飛ばないヒコーキのようなデザインに操縦性を無視したレイアウト、このハデさこそ最新鋭の流線型だという臆面もないめちゃくちゃな発想…メイドイン・アメリカが世界中に憧れを乗せて走りまわります…!

 

 個人的に驚いたのが、キャンプ用品の Coleman のトースターです…鉄の円盤の三本のワイヤにパンを立てかけて例のストーブの上に乗せるだけ…あとは反射熱が焦がして焼き目 焦げ目? がつきます…簡単だから値段も安く「ナルホド!」こんなやり方があったのか…と改めてアメリカのモノつくりに感心したものです… 家具の名門 Lane社 のワードローブは開閉式の部分にアルミ箔を切って湿気を防いでいます…家電製品はアメリカ国内で売れるからという理由だけでアボガドグリーン一色… などなど

 

 例えば、「Windows」です…当時の日本のコンピューターの水準は世界一でした…

しかしWindowsに負けます…つまり、日本はハードウエアには強くてもソフトウエアはさっぱりだ!という図式は今も変わっていません…ビル・ゲイツがガレージから世界一になり…「Mac」の失敗をスティーブ・ジョブスは デザインの力で見事にひっくり返します…それを可能にするアメリカ社会…こんなことが可能なアメリカ社会!

 

 「始まりと再生」いくつもの「失敗」とそこから「学ぶ」成功の物語…こんな社会の「柔軟性」こそが、アメリカのモノつくりの原点です…!

 

 当時はまだまだ、ハリウッド、デトロイトバロック、コカコーラ、ハーレーやGEなど、Made in アメリカの底力をあちこちに感じます…その一方で繊細さに欠けるのもアメリカ製の特徴です…プレスの折り返し部分(たいてい未処理です)でよく手を切りました…

作りが大ざっぱです!建築の窓なんかも、全体に良い出来でも「ここだけなんで?」という部分はほったらかしです…マーケッティングの概念もアメリカ標準でした…! 

 こんな風にヘンに居直っているのも Made in アメリカです…! この国のモノつくりには依然として他の国が及ばない底力のスゴさがあります…伝統のスゴさです…

 

 でも最近はそんな底力を発揮する前に文句ばかり言っています…モノを作りません…それなのに成功や失敗を儲け高の数字だけで線引きします…!

他人や他国のせいにしてモノを作ろうとしません…学びません!…悪いのはあいつらサ!と叫びます…! 責任転嫁と 被害者意識でいっぱいです… オイらが「イチバン!」と軍事力だけで世界を威圧します… Made in Americaに学んだ僕たち世代は戸惑うばかりです…

 

 いつの時代も個人や少数の人のモノつくりが個性を主張します…いいモノは所有者に新しい価値観と喜びを与えてくれます…モノが教えてくれる「善」です…!

職人たちはモノでその「善」を伝えます…愚かなブランド信奉者たちにはわかりません…

 

 大型店舗の発達で量産されるモノは何も教えてくれません…! 使い捨てあるいはゴミになることは学べます…

例えば、身にまとう衣装は生涯をかけて身につけます…一枚一枚新しい価値を重ね着することに似ています…強い個人でいたいなら、この瞬間もすぐ隣にある性差や、他人と違う個性を尊重することです…そんなことの重ね着が平和に近づくことになるはずです…!

 

 

 

 例のカミツキガメは中間選挙をにらんで、支持者以外の世界の大半を敵にして、ますます攻撃的になっています…勝手気ままで、思いつきだらけです…よくもこれだけ代わりがいるものだと言わんばかりに首をすげ替えます…それを抑えない与党共和党と野党民主党の政治家たちです…毎日世界がカミツキガメに「侵食」されているのに…

 

 日本の実情も同じ状況になっています…!

むしろ世界や子供たちを危険な縁に追い込んでいるのにノーベル平和賞(賞の意味さえわかっていません)に推薦するこの国の愚かな宰相と、どんな手柄も自画自賛するカミツキガメ…世界で最も不人気でおかしな二人と厚顔で無恥な取り巻きたち…の政治!

 

 

 

 それでもアメリカには「希望」が生まれています…若者たちの政治参加という世界観の台頭です…銃規制や性差別、他民族と宗教間の融和、環境問題や家族たちへの意識の高まりなど、未来につながる「生存への必要性」をアメリカの高校生たちが声高に叫び始めました…やがては「大人になるのだから」という自負心が彼らを駆り立てています…!

 

 こんな「希望」のマブしさを作るのも Made in アメリカです…!

悲しいけれど、政治に無関心な若者が増殖するこの国では「希望」は作られないのでしょうか…?

 

 

 

 ありがとう

いつの頃からか Made in USA の表示を見ませんね…

 ね、ご同輩!