こんにちは

 

大型連休も終わりそうです…

元号騒ぎで隠れていたのが…こどもの日です…!

子どもと犬は似ています…遊びが大好きです…それもめちゃくちゃなくらいに…△☆■⌘◎

 

子供と犬は遊び友だち…夢中になって遊びます…これでもかぁ!

 

△○□🌀…!

 

「遊びをせんとや、生まれけむ…」

後白河法皇の「梁塵秘抄」に出てくる有名な歌です…どこかで耳にした有名なフレーズです…

 

「…戯れ(たわむれ)せんとや生まれけむ

 遊ぶ子供の声聞けば

 わが身こそ揺るがれる…」…と続きます!

 

 「遊びに夢中になったり、いたずらしたり…子供の遊ぶ声を聞くと 今の自分はこれでいいのかと考えてしまう」…大意はこんなところでしょうか…!

 

 確かに路地裏に響く子供の喚声を聞くと、これで良かったのだろうかと大人になった自分は、はたと考えてしまいます…その遊ぶ声が路地のあちこちから聞こえなくなっています…街が妙に静かになっています…同じような個性の住宅が密集し、夜にはその窓のカーテンの向こうが明るくなるけれど人を感じません。まるでマグリットの絵のような街並みです

子供の気配もありません…少子化とはいえ、寂しい限りです…!

 

 子供の声を騒音と捉える大人が子供を管理しているのかもしれません…

少子化の心配より今を心配したほうが良いのですが…

 

 

 平安時代の後期に歌謡「今様」を法皇が集めた歌集がこれです…「今様」とは時代の先端ということなので、きっとその頃の最先端の歌謡曲だったのでしょう…

とはいえ、今のような音階がなく、歌は楽譜として記録されていないので、どんな歌だったのか今ではわかりません…!

 

 「梁塵」(りょうじん)とは梁(ハリ)の上の塵(ホコリ)の事で、良い歌はハリのホコリさえも震わせるものだ…と付けられたものです…

楽譜がないから「今様」も口伝だったのでしょう…その旋律は「遊女」や「傀儡子」「白拍子」が辻々で歌ったようです…このうち「傀儡(くぐつ)子」とは人形遣いのことで「傀儡」は「かいらい」とも読みます…本物とは別の、人(形)を並べた政権を「かいらい政権」と呼ぶのもここから来ています…難しい漢字ですね、そのうえ読みだって全然違う!

 

 また、静御前のように男の烏帽子をかぶり男装した女性が「白拍子(しらびょうし)」です…

 

 遊びを考えていたずらを楽しむのは子供の特権…そんな子供を慈しんで元気に育てと願ったのが昔の大人…中国の故事「登竜門」にならって鯉を大空に浮かします…!

この季節の「端午の節句」では、てっぺんにくるくる回る矢車の柱に男の子を表す真鯉(まごい)と女の子を表す緋鯉(ひごい)が家族の数だけ皐月の空を飛びます…

 

 あの鯉を抱いてみると結構な重さです…それが空に浮かぶなんて!

秘密は風を吸い込む口の形状にあります…最新の流体力学の基本です…この仕組みが鯉のぼりを空へ浮かせます…西洋では、もともと水の中にいる魚が空を飛ぶなんて!とまずその発想に驚きます…こんなことを考えた先人に脱帽です!

 

 雑談です! この鯉の口を「鯉口(こいぐち)」と言います…その形は刀の鞘の口にそっくりです…チャンバラごっこ(これも男の子の遊び)で「寄らば切るぞ!」と、いざ刀を抜く時に鞘(さや)から抜きやすくするのを「鯉口を切る」というのはこのことです…

普段何気なく見ているチャンバラの刀(実際はかなり重いです)がどんな体制でも抜けないのは、この鯉口と鞘の作りに工夫があったというわけです…これも職人技です…!

 

 チャンバラごっこも、おままごとも地面の落書きも、子供のいた跡が街から消えてゆきます…いや見えなくなっているのかもしれません…子供や犬の喚声が聞こえない街はツンとすまして気取っています…住む人の顔が見えません…

代わりに子供のいじめや虐待などが毎日のように報道されます…!

 

 僕たちは今本当に子供を大事にしているのでしょうか?

この日にもういちど考えてみたいものです…!

自分の子供だけは可愛いけれど、という親が増えています…子供の視野が狭くなってもわかりません!

 

 

「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ

遊ぶ子供の声聞けば 我が身こそ揺るがれる…」

 

 

 再読、大人になって考えることは…?

 

 

 

 ありがとう

自分が子供だったことを忘れてる大人たち…「星の王子さま」の言葉です…

 そうだねぇ…ご同輩!